『Be My Last』以降
内から外へ-より間口の広い作品への変化
「Be My Last」で自身の内面を深く掘り下げた宇多田ヒカル。
2006年のアルバム「ULTRA BLUE」をはさみ2008年に「HEART STATION」を発表。
「ULTRA BLUE」までアートワークに使用されていた陰鬱な表情からガラッとイメージが変わります。
ラフなショートヘアに白シャツ、柔らかくなった表情。
そして内向的だった歌詞の内容が大きく変化します。
特に顕著なのが童謡の「ぼくはくま」、直球のポップソングの「虹色バス」。
そして宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフにした「テイク5」。
今までにない実験的な試みであり幅広い人に聴いて欲しいという思いが伝わります。
『人間活動』- 無期限活動休止に
1998年のデビューから常に音楽シーンの第一線で活躍してきた宇多田ヒカル。
10代後半~20代という青春期を音楽に捧げてきたことになります。
自分を見失いそうになったことから2010年「人間活動」に入ることを発表。
無期限の音楽活動休止を宣言。
2016年の復帰までの約6年間、音楽とは離れた生活を送ることになります。
復帰後の精力的な活動については皆さんご存知の通りですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は宇多田ヒカルの2005年の楽曲「Be My Last」の歌詞の意味について解釈してみました。
f分の1ゆらぎ効果を持つという彼女の歌声に耳が行きがちですが深い歌詞の意味に改めて感服。
純文学の世界、果ては死生観にまで至る彼女の思考はどのようになっているのでしょう?
もちろん「Be My Last」は失恋したときに聴くとまた違う発見がある曲です。
機会があれば皆さんの解釈も聞いてみたいと思います。
宇多田ヒカルが残してきた数多くの名曲。
それらの関連記事のリンクを最後に紹介しています。
是非そちらもお楽しみください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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