「us」の歌詞に込められた想い

【us/Aimer】は意外にも○○からの提供曲!歌詞に込められた想いとは?!MVもチェック♪の画像

吸い込まれた僕らは
地球と星の僅かな境界線へと 消えた
溶けてしまえ 永遠の後遺症

すべてが小さく見えるのは
宇宙が仕掛けた罠なんだろう
世界が1つだなんて嘘さ
この空の藍が赤く染められているなんて

溶けてしまえ 壊れた誰かの永遠
この地球の美しさも脆く
赤く染まり満ちていく 君は孤独かい?
その記憶の色まだ離さないでね

出典: us/作詞:TK 作曲:TK

タイトルの「us」は”私たち”という意味でしょう。その私たちを意味するのは、「君と僕」もしくは「人間そのもの」ということ。

曲全体のスケールは常に宇宙をベースとした大きな世界であるからこそ、自分たちの存在や悩みなど小さく見えてしまうのです。

空が藍から赤に染まるという言葉から、夕刻を表していることがわかります。

夕日の赤を燃え上がる火のごとく見立て「溶けてしまえ」という言葉が紡がれます。

”溶けてしまえ”という想いの中には、”消えてなくなくなれ”という意味だけではないような気がします。

「溶ける」ということは、溶けた先で”混ざる”ということではないでしょうか。

誰かの永遠を溶かし、世界と混ざり合って”美しさ”に変わっていく。

正しいもの、きれいものが混ざり合って美しい世界が出来上がるのではなく、いびつなものや壊れたものが溶け合ってはかなげで脆い、美しさが満ちているのだと感じます。

傷つけ合う僕らは忘れている
この地球の存在さえ 壊せる

世界が醜く見えるのは
僕らが塗りつぶしてしまうから
ここから見下ろす不協和音(ノイズ)の色
あまりに儚過ぎて もう壊せないよ
その藍の奥で何を呼んでるの?

窓に手を重ね 君に寄りかかる
世界の冷たさを感じ続けた
この空の藍が赤く 今もどこかで赤く染められているなんて

出典: us/作詞:TK 作曲:TK

世界は広大で、でもそれを認識している人間の目は、世界をどのようにでもとらえることが出来るのです。

世界が醜いのではなく、世界を醜くさせているのはそれを見ている人間なのです。

自然や世界はただあるがままを受け入れているのに、人間だけはいろんな角度でものを見てしまうのですね。

溶けてしまえ 壊れた誰かの永遠
この地球の美しさも脆く
赤く染まり満ちていく
この静けさに何も見えず
君の孤独さえ透明
この空の向こうで
壊れていく 壊れていく 狂気は何を守れる?
壊さないで 壊れないで 変えたのは僕らだろう
美しくて分からないよ 錯覚に吸い込まれる
溶けてしまえ 溶けてしまえ 解けもしないその孤独よ

僕らの鼓動まだ剥がさないでいてね

出典: us/作詞:TK 作曲:TK

まとめ

【us/Aimer】は意外にも○○からの提供曲!歌詞に込められた想いとは?!MVもチェック♪の画像

いかがでしたか?

メロディーも歌詞も、スケールが大きくて、宇宙の中に取り込まれたような感覚になりませんか?

自分自身が宇宙のうちの一つである。そんな哲学的な気持ちにさせてくれる「us」。

そしてその世界観を見事に表現しているAimerの素晴らしい歌声に注目して下さい!

 

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