涙の数に比例するまで
出典: YELLOW GOLD/作詞:AK-69 作曲:DJ RYOW/AK-69
昔を思い出し自分を奮い立たせる
葉巻を吸い昔を思い出す主人公。
必死に生きてきた辛く厳しい日々を回想して、自分にハッパをかけています。
別名Ace of spade という超高級シャンパンのアルマン・ド・ブリニャックをグラスに注ぎながら。
成功の証Ace of spade
Ace of spadeは、あのスーパーヒロインビヨンセの旦那様でアメリカの大人気ラッパージェイ・Zが、あまりにも好きすぎて買収までしたシャンパンです。
つまりは今はジェイ・ZがAce of spadeのオーナーということ。
このシャンパンは成功の証みたいなものですね。
そして今夜も夜の街へ
そして今夜も“Make it rain”、大金をばらまくと歌います。
やっと掴んだ名声なんだ!
もう捨ててやった昔のか細いネックレスじゃない。
今は憧れていたでっかい“YELLOW GOLD”のネックレスを手に入れたんだぜ!
こんな叫びが聞こえてくるようです。
彼にとって“YELLOW GOLD”のアクセサリーは、憧れそのものだったのです。
“YELLOW GOLD”=目標だった黄金色の日々?
“YELLOW GOLD”が繰り返し歌われます。
この色のように俺たちは輝いてる、わかるだろ?
まるで自分に言い聞かせるように憧れだった“YELLOW GOLD”のネックレスを見せびらかして、繰り返し、繰り返し…。
“YELLOW GOLD”は憧れの象徴なのか?
彼にとって名声の象徴“YELLOW GOLD”のネックレス。
どん底にいたときの彼の目標でもあったのです。
このあとは高級品のオンパレード。
泡ぶくのバスタブ、真っ赤なバーキン、CAMACHOの葉巻、ASTONに乗って、足元はジミーチュウ。
そしてもちろんアクセサリーの色は“YELLOW GOLD”。
首もとで揺れるChains knows my story
出典: YELLOW GOLD/作詞:AK-69 作曲:DJ RYOW/AK-69
憧れだった“YELLOW GOLD”のネックレスは、俺の苦労を知っているのさ。
このアクセを手にしてからだって、贅沢もするが努力もしてきてるんだ。
これが俺の運命だということも、こいつはわかってるんだ。
そんなふうに、今の自分の境遇も語っています。
心からの話し相手のいない主人公は、いつも身につけている“YELLOW GOLD”のネックレスたちには弱みを見せているようですね。
現在の自分を肯定しながらASTONのハンドルを握り、見つめる“YELLOW GOLD”のアクセサリー。
どうだい、俺はビッグになっただろ?
欲しいものは何でも手に入るのさ。
お前だって、知ってるだろ?
こんなふうに呼びかけるように、また繰り返し“YELLOW GOLD”と歌います。
そうしなければこの現実が、夢物語のような気がしてくるのでしょう。