正しいと思っていたことも、そうじゃなかったり、固定観念に捉われないというのもこの作品のテーマの一つだと思います。

この部分の歌詞からは、例えば、敵に対して「いつから」自分を敵だと「思っていたか分からなくなってる」、もしも挑んできたら「勝てる準備」をしていたのに、「騒々しく」喚き立てるばかりで、向かっても来ないなんて「残念だな」と固定観念に揺さぶりをかけるようなセリフが浮かびますね。

幸せになる基準がおかしくなってる...ってこと?

幸せになるパーセンテージ
忘れちまったよ

出典: https://twitter.com/milkyway_usg/status/927920018272043008

「幸せになるパーセンテージ忘れちまったよ」という歌詞は、非日常が日常の街の中で幸せの基準すら狂ってしまったと言っているのでしょう。

確かに、ヘルサレムズ・ロットにいたらバスに乗るだけでも生存確率が表示されるような街ですから、生きてるだけでも幸せって思えてきそうです。

そんな悠長なことを言っていたらまず生き延びられない気もしますが...。

神様はいらない!自分の運命は自分で決める!

神様もいない 要らない 居ても 要らない
ここは誰の現在地だ?
甘いか苦いかは君が決めろよ

嫌いなもんは嫌い うるせえ 黙れ
それじゃ多分とうに立ち行かない
グダグダ言ってるだけじゃ見向きされないのがこの街のルール

出典: https://twitter.com/__usg__unison/status/922815861710131202

「神様もいない 要らない 居ても 要らない」という歌詞は運命を自分の手で切り開かなければならないと言っているのでしょう。

だからこそ、自分の「現在地」を他人から判断されるままに不満に思ったり満足したりするのではなく、「苦いか甘いか」、つまり、ここから先へ行くのか、今の場所に留まるのかは自分で「決めろ」と言っているのです。

そして「嫌いなもんは嫌い うるせえ 黙れ」と自分の納得のいかないものは全て拒否しているようじゃ、何もできないと言っているのですね。

また、『血界戦線 & BEYOND』の4話のように言わずにこっそり助けてあげたり、5話のように自分の力を誇示していなくてもすごく強い人がいたり、「グダグダ言ってるだけじゃ見向きされないのがこの街のルール」という歌詞は、ライブラのメンバーのかっこよさを象徴している言葉でもあると思います。

この「どうしようもない街(=ヘルサレムズ・ロット)」から、「手始めに世界を救う」ためこれからレオはどうするのか。

自分の意思で、世界を救うと決めた主人公の力強さにも共通するところがあるような歌詞です。

おわりに

UNISON SQUARE GARDENの「fake town baby」を紹介しましたが、いかがでしたか?

11月15日の発売が待ち遠しいですね。

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