おすすめ人気曲ランキング:第6位
伝説のチャンピオン(We Are the Champions)
ジャケットのクラシカルな巨大ロボットのイラストが印象的なアルバム『世界に捧ぐ』に収録。
何とも言えないロボットの虚ろな表情が気になりますね。
この曲はスポーツイベントの最後によく流れるので、聴いたことがある人も多いと思います。
ゆったりとしたメロディーは熱い戦いが終わった後に選手や観客の昂ぶった感情を鎮めるかのようです。
音楽やスポーツを愛する人に広く知られていることにこの曲の価値があるのだと思います。
音楽とスポーツは世界に通用する共通言語でもあるからです。
途中で入るフレディ・マーキュリーのファルセットボイスがいいですね。
おすすめ人気曲ランキング:第5位
ライアー(Liar)
ファースト・アルバム『戦慄の王女』に収録。
クイーンの楽曲の大きな特徴のひとつに最初のギターの音が鳴り出した瞬間の格好良さがあります。
この曲を初めて聴いたときもドラムのイントロに続いて入るハードなギターの音に痺れてしまいました。
イントロの後半に2段構えでさらにハードなギターが入るところがまた格好いいのです。
単純なロックンロールで終わらないのもクイーンらしいところですね。
ボーカルとコーラス、ギターが何度も畳み掛けるような構成で、6分を超える長い曲となっています。
あまり有名ではないかもしれませんが、隠れた名曲のひとつです。
おすすめ人気曲ランキング:第4位
輝ける7つの海(Seven Seas of Rhye)
セカンド・アルバム『クイーンII』に収録。
アルバムのジャケット写真は初期クイーンの代名詞ともいえる1枚となりました。
これはもう完全にクイーンのハードロックです。
かつて七つの海を支配した大英帝国から生まれたロックバンドらしい曲ですね。
煌めくようなオープニングのピアノソロが世界中の海へと旅立ったイギリスの船の航海を表すかのようです。
コーラスに極端な高音が入るところもまたクイーンらしいなと思います。
ブライアン・メイのギターの音はとてもひとりで弾いているようには聴こえません。
ギターの音が重なっているように聴こえる「ギター・オーケストレーション」と呼ばれるサウンドです。
彼のオリジナルギター「レッド・スペシャル」が奏でる音ですね。
特徴のある彼のギター・サウンドがこの頃には既に確立されていたのが分かります。
意気揚々と海外へ進出した大英帝国と、ようやく売れ始めて世界を目指したクイーンが重なって見える曲です。
おすすめ人気曲ランキング:第3位
ウィ・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You)
「伝説のチャンピオン」と同じく『世界に捧ぐ』に収録。
もちろんベスト・アルバムにも収録されています。
クイーンを知らない人でもこの曲は知っているのではないかというくらい有名な曲です。
わずか2分あまりの短い曲ですが、ロック好きをノックアウトするには充分な長さですね。
ハートを揺さぶるようなドラムとハンドクラップ(手拍子)はそれだけで気分を高揚させる力があります。
コンサートのオープニングやスポーツの試合であのイントロが始まれば、観客は熱狂せずにいられません。
最初はフレディ・マーキュリーのボーカルがア・カペラで入り、バックのコーラスはまるで掛け声のようです。
この曲でもブライアン・メイのギターが入るところが最高に格好いいですね。
格好良さこそがロックの存在理由なのです。
イントロからグッとためておいて、ギターが入ったところで爆発する開放感が人気の理由だと思います。