ついにギミギミシェイクの部分に突入です!
恋に揺り動かされたい、そんな気持ちを歌っているのでしょうか。
0をテニスではラブと言いますが、0を意味するラブと恋愛を意味するラブを掛け合わせた言葉が絶妙です。
この「ラブゲーム」という言葉、当時はキャッチ―で覚えやすいサビのフレーズだな~と思ったものです。
何もしないで手に入る恋愛なんて面白くない、もっともっと刺激的な恋がしたい!
こんな感情がうずまいているのでしょう。
そしてここで主人公のちょっぴり高飛車な一面がはじめて見られます。
勇気が出せなくて、なかなか恋を始められない人は多いでしょう。
女性ならそれが可愛く感じられるけど、男性だとちょっとね~……。
というような男を少し見下すような歌詞。
軽く愛を語る男に釘を打っているような面白い部分です。
女性からすると、そういう風にビシッと男に言える女性って本当にかっこよく見えるんです。
このような歌詞が多くの女性から共感を得る理由なのではないでしょうか。
夜になり男性の弱さが気になる
月の熱気が闇をさえぎる時
影は寂しく体にダイブした
弱気な声がサヨナラに聞こえて
イラだつ瞳で あなたを見てる
出典: Give me a shake/作詞:海老根祐子 作曲:星野靖彦
続いて熱気が冷めないまま2番に入ります。
夜外を歩いていると、影が自分に重なる瞬間があります。
この部分はそんなシーンを連想させます。
そういう暗い夜は、なんだか妙にしんみりしたり、一緒にいる人の弱さが気になったり。
ここでも気の弱い男性へ活を入れるような言い回しが絶妙です。
ブービートラップとまぬけな男
わがままな 心なら Booby Trap
踏み込んで レッドゾーン 今なら許せる
出典: Give me a shake/作詞:海老根祐子 作曲:星野靖彦
Booby Trapとは何なのか、気になったので調べてみました。
ブービートラップ(booby trap)は、戦争における戦術の一種。自陣に侵攻する勢力に対し、撤退する部隊やゲリラ組織が残したり、警戒線に張っておく罠(トラップ:trap)のこと。一見無害に見えるものに仕掛けられ、油断した兵士(まぬけ:booby)が触れると爆発し殺傷する。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ブービートラップ
これを見たとき、まぬけな男という表現が、この曲に出てくる男性のイメージにあまりにもぴったりで笑ってしまいました。
ブービートラップにまぬけが触れるとケガをしてしまうそうです。
しかしこの曲のこの時点では、触れてもケガをしないから罠にハマって!と言う積極的な女性がいます。
コメディーのような掛け合いをするカップルの様子が想像でき、妙に笑えます。
積極的な女性と気の弱い男性の対比が面白いですね。
MAXの力強い歌い方がとてもしっくりくる部分です。
これからの恋を予感させる2番サビ
Give me, Give me a Shake 手に負えない
ロマンスほど 離れられなくなる
世界一 趣味の悪い 甘いワナに
二人で落ちていきたい
Give me, Give me a Shake 油断したら
その胸から いつでも逃げ出せる
恋なんて すれ違いのもどかしさに
揺さぶられ 燃えるの
出典: Give me a shake/作詞:海老根祐子 作曲:星野靖彦
それでもやっぱり「あなた」のことが好きという感情があふれます。
気の小さな「あなた」との恋愛は、どうしようもなくかっこ悪いのかもしれません。
だけど世界一かっこ悪くてもいいから、燃えるような恋がしたいと考えているのでしょう。
そして恋愛に慎重すぎる彼にもう一度釘を刺します。
「恋なんて」とあえて恋愛を軽んじるような言い方をしています。
これは、そんなに大げさに考えなくても良いんだからもっと大胆になって!というメッセージが込められているからだと考えられます。
この2人、一体どういう風になってゆくのか楽しみ。
この先女性が男性をひっぱって熱い恋愛に引きずり込んでいくのでは?と想像がどんどん膨らんでゆきます。
共感を呼ぶ最後
恋に踊る心は 幻だけ愛してる
抱きしめられて ふるえる胸
朝になれば 消えてしまう
出典: Give me a shake/作詞:海老根祐子 作曲:星野靖彦
最後ははかない恋について語り、サビを繰り返しながら曲が終わります。
恋愛はまるで夢のよう。とてもドキドキするけど、朝になるとそれがまるで嘘のように消えて現実に戻ってしまう。
そういう恋愛を経験したことがある人はとても共感できる歌詞だと思います。
イイ女が登場する歌詞
歌詞を紐解いてみると、かっこいい女性像が浮かび上がりました。
男の優位に立つような積極的な女性像です。
結婚するとかかあ天下になりそうな女性。
4人とも普段はほんわかしていてそういうイメージはありませんが、歌うときにはすっと変わってかっこよくなるのです。
いわゆるイイ女のイメージ。
歌って踊る彼女たちを見ていると、かっこよすぎて鳥肌が立ちます。
そして歌詞が女性の本音を言っているようで、それが多くの女性の共感を呼ぶのです♪