そこには夢が溢れて 未だ見ぬチャンス 隠れてる
なんて 話が違うね実際 やり直せるなら もう一回
この都会 凄く冷たくて早い
周りから見ると 触れたくて甘い
いずれ自慢させて あげるから
言った僕が 全てを投げてしまう

出典: https://twitter.com/ketsumeishi_ktm/status/597719054707654656

別れ際 あの日皆の顔も
涙すら出ない もはや過去の
ある日何かが こぼれて
誘惑に溺れ もう戻れね
夢破れ明日へ あぶれている
そんな奴らで ここは溢れている
これだけの人がいるのに孤独
僕の叫びは 何処に届く

出典: http://j-lyric.net/artist/a00067f/l004655.html

夢を抱いて上京したけれども、外から見る現実と内から見る現実との違いに打ちのめされてしまいます。さらに、孤独に苛まれ、自分の気持ちをどこにぶつけていいのか分からなくなっていきます。

しかし、そんな彼の状況とは関係なく、東京の街は刻々と変化し続けてゆくのです。

自分だけが取り残されているという状態に陥った時、人は心の余裕がなくなってくるものです。出発の日に「戻ってくるな」と発した友人達の声や顔を思い出すこともできません。

自分が目指してきた道を見失ってゆく、この2番Aメロの歌詞彼の喪失感がよく表れています

夢を叶えるまで僕は帰らない

何処にいても 不安にかられ ただ走り続け
月日を重ね 僕には早すぎた 時の流れ
人の流れに いつの間にか慣れ
目に見える物 見たくない物
矛盾や 慣れない嘘を付くこと
手に入れた物 失った物を受け入れ
この街で 少し大人へ

出典: https://twitter.com/ketsumeishi_ktm/status/568004422531289089

振り返れば ここ東京の街
同じ寂しさを 持つ者達と語り合い
孤独 不安 不確かな明日 分かち合い
形を変えた あの頃の夢 まだ見続け 捨てきれず
この胸の中にある その何かを 見つけるまで
僕は帰らない

出典: https://twitter.com/ketsumeishi_ktm/status/686865270959280128

それでも、今を必死に生きていくためには走り続けるしかありません。そうして月日を重ねてゆくうちに、最初は早く感じていた人や時間の流れに自分も適応していることに気付きます。

相変わらず孤独や不安を感じることはあるけれど、今はそれを分かち合う仲間もいる。そう考えただけでも東京で頑張っていけると思えますね。

また、諦めかけていた夢に向かって再び突き進むことを決意し、それを叶えるまでは故郷に帰らないと固く誓います

ずっと 君を思い出す

名前を呼ぶ 君の声が 今も胸に残る
東京の街に住んで 大人になってたって
ずっと 君を思い出す

出典: https://twitter.com/ketsumeishi_ktm/status/551679653618798596

故郷を出た時の自分と今の自分は少し変わってしまったかもしれないけれど、それでも思い出すのは君のことで、これはずっと変わらないだろうという気持ちが伝わってきます

彼が夢を叶え、故郷に帰った時、この二人はどういった再会を果たすのでしょうか?

2017年に開催されたライブ

今年のアリーナツアー「KIM TOUR 2017 幻の六本木大サーカス団 ハッキリ言ってパーティーです!!」は3月25日の静岡を皮切りに、長野・愛媛・名古屋など他9都市で開催。東京・大阪・(大阪は公演2回目)・沖縄の追加公演も行われ、7月30日にフィナーレを迎えました。 

2016年10月に発売されたアルバム『KETSUNOPOLIS 10』を中心にセットリストが組まれ、「さらば涙」や「友よ〜この先もずっと・・・」などを披露。もちろん、「手紙」「RHYTHM OF THE SUN」といったこれまでの人気曲も歌い上げ、今年も例年同様、大盛況を収めたようです

最後に

今回ご紹介した「東京」の歌詞を読んでも分かりますが、ケツメイシの紡ぎ出す歌詞は人間の感情をつぶさに書いたものが多く、アップチューンな曲やバラード、きわどい曲などにもその特徴が如実に表れています。歌を聴いただけで、その場のイメージがはっきりと思い浮かぶほどです。 

人気を博している理由の一つは、皆がそこに魅力を感じているからだといえるでしょう。

これからも私たちの心に響く音楽をたくさん作り続けていってほしいですね!

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね