夢で KISS KISS KISS KISS KISS KISS
何処へも何処までも
漂う様な さざめきの中 穏やかな日々よ
夢で KISS KISS KISS KISS KISS KISS
いつでもいつまでも
キラめきながら 降りそそぐ雨
春潤していた あの頃の様に
出典: Shangri-La/作詞:電気グルーヴ 作曲:Silvetti 電気グルーヴ
あまりに有名になった歌詞。
歌詞カードを見なくても歌える人も多いはずです。
桃源郷のイメージが妖艶なのは男たちの希望でしょう。
カラオケに誘われるとこの曲くらいしか歌いたい曲がないそんなサブカルな人も多いはず。
ずっと見守っていた電気グルーヴが大衆的に受け入れられることの喜びに笑みをこぼした日々。
電気グルーヴについては詳しく知らないけれどこの曲は知っているという人も多いはずです。
この曲を足がかりに電気グルーヴの様々な作品に触れて欲しいと想います。
第1位 「虹」
1994年12月1日発表、電気グルーヴのメジャー通算5作目のアルバム「DRAGON」収録。
1995年4月21日発表、電気グルーヴの通算6作目のシングルとしてアルバムよりリカット。
作詞作曲は石野卓球でピエール瀧はこの曲では何もしていないです。
人類の文化遺産としても恥ずかしくない神々しい楽曲で自信を持ってこの曲をランキングの1位に推します。
この先、電気グルーヴというバンドの名前が忘れられるようなことがあっても「虹」だけは生き残るはず。
アルバム「DRAGON」自体が大傑作ですがラストに収められたこの曲で涙を流した人も多いでしょう。
それほどまでに楽曲の生命力や訴求力が素晴らしい。
こんなサウンドにいつまでも浸っていたいと想わされます。
虹という自然現象に感じる人類の畏怖の心を楽曲「虹」にも感じてしまうのです。
この曲に欠かせない女性Vo.は五島良子。
歌詞を見ていきましょう。
「虹」を前にした畏怖の気持ち
くりかえす事もタマにある ぼんやりとただ意味なく
遠く短い光から 水のしずくハネかえる
ゆっくり消える虹みたく トリコじかけにする
ふりかえる事もたまにある 照れながら思い出す
遠くて近い つかめない どんな色かわからない
ゆっくり消える虹みてて トリコじかけになる
出典: 虹/作詞:石野卓球 作曲:石野卓球
虹という自然現象の神秘を見て身体が硬直するような感動や畏怖を感じる。
それって何だろう?
人間の中でどんなメカニズムが働いて感動を呼び起こすのだろう。
過ぎた日々を思い出してしばしぼうっとなるような心境って何だろう。
理由は分からないけれどそうした瞬間には神々しさにも似た陶酔が訪れるという内容です。
日常の自然現象のひとつひとつに心が反応する健全さを呼び醒まします。
知覚が拡張して世界を識ることができること。
「虹」という曲を生んでくれた電気グルーヴに精一杯感謝したい気持ちになります。
電気グルーヴの楽曲という事実に縛られない。
人類が生んだあらゆる楽曲の中で「虹」が一番好きという人がいても不思議ではありません。
この「虹」という曲のカタルシスを共有できないモラリストは不幸だとすら思う次第。
このランキングの第1位にこの曲を推します。
選外に漏れた作品の中にもたくさんの名曲があり心苦しいのですが最後を「虹」で締められて嬉しいです。
この記事に携われて幸せでした。
一日も早く電気グルーヴの音楽作品・映像作品が市場を埋め尽くす日の到来を祈ってこの記事を終えます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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