自分がちいさすぎるから
それがくやしくて 言葉にできない

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=37611

うわーこんなこと思われてみたいです。無力さを感じてシュンとしているのですが、こちらとしては少々キュンとするフレーズです。

己の非力さを言葉で表現するのって難しいですよね。「無力だ」「無能だ」ばかり出てきて他に言いようがありませんね…。

筆者も毎日のように「わたしアホやん」「何してんねんわたし、いっぺんくたばったほうがええんとちゃうか」など、自分の出来の悪さをドエスに叩いておりますが、誰かに対する非力さを感じることももちろん同じくらいあります。

なんでこんなに即戦力になれないのだろう、なぜこの人を元気づけることができないのだろう、どうしてこの人に行動を促すような言葉が尽くせないんだろう…などなどもうネガティブ一色!

しかしそういうモヤモヤを抱える経験がないと、愛も成長していかないのです。

あなたに会えて ほんとうに良かった
嬉しくて 嬉しくて
言葉にできない

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この曲の一番の聴きどころであり、普遍性をもった素晴らしいフレーズです。

ここの良さはあまり言葉を尽くしてしまうと鮮度が落ちてしまうので、ここいらで止めておきましょう。

「言葉にできない」から学ぶ、「言葉」について

小田和正「言葉にできない」タイトルにもなっているフレーズが深すぎると話題!!【歌詞解説】の画像

言葉を尽くす努力

感情を言葉で表現するというのは、なんて難しい行為なのでしょう。人間の言語にはあらゆる種類の単語や連語が存在するというのに、どんな言葉を引っ張ってきても、どんなに言葉を尽くしても、ちっとも言い表すことができない場合もあります。また、同じ行為によりどんどん本来の感情から離れていってしまうことだって多々あります。

しかしそれゆえ、「愛とは何か」「生きるとは何か」「怒りとは何か」というような命題を扱う、哲学や倫理というカテゴリが生き続けているのだとも考えられますね。

答えのないもの、わからないものは面白いのです。言葉を尽くす努力は決して無駄ではありません。

感情を切り捨ててはいけない

「感情なんか不要」という意見や、いかに感情的にならないかということを説いた本など、感情的なものは排除される傾向にあります。しかしそれは仕事や成果を出すときの話。

絵画も音楽も文学も、すべての創作品は感情が起因であるといえましょう。とくに受け容れられやすいのは、「言葉にできない」のように恋愛の心理を描写したものですね。

だからあまりにも感情や言葉で表現できないものを切り捨てるのは、心と人間社会を貧しくしてしまいます。

あなたが「面白い」と思ったら、それは正しいことです。あなたが「なんともいえず悲しい」と思ったらそれは事実です。

「言葉にできない」まとめ

小田和正「言葉にできない」タイトルにもなっているフレーズが深すぎると話題!!【歌詞解説】の画像

以上、小田和正さんの「言葉にできない」の歌詞をご覧いただきました。なんといったら良いのかわからない感情のほうが、安易に言葉にできる感情より本気度が高いような気がします。

そしてそういう感情と向き合うことこそ、次への一歩や愛の本質とより真摯にわかりあうことができるといえるでしょう。

よかった、なにくそ精神で踏ん張って何とか「言葉にでき」ました。

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