歩みは止めず、ひたすら前へ

So I took the road less traveled by
And I barely made it out alive
Through the darkness somehow I survived
Tough love, I knew it from the start
Deep down in the depth
Of my rebel heart

出典: Rebel Heart/作詞:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare 作曲:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare

ここでは長い下積み時代のことを歌っています。

生活の中で空いている時間を全てダンスや歌に当て続け、それでも光が見えない闇の中に彼女はいました。

だから私は誰も旅したことがない道を行ったの
そして、私はほとんど死んでいたわ
闇の中をなんとか生き延びたの
強い愛、最初から知っていたわ
私の反逆者の心の奥深くで

出典: Rebel Heart/作詞:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare 作曲:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare

これまで周囲と同じ道を歩んでみたMadonnaは、思い切って他の道を歩きます。

そこは誰も知らない道であり、誰もやったことのない世界なのです。

当然、手探り状態の彼女には困難がぶつかってきたことでしょう。

しかし、彼女はきっと居心地が良かったはずです。

自分らしく生きれる場所だったのではないでしょうか。

周りと違う自分を認めること、それが彼女の反逆心です。

努力しても努力しても、なかなか日の目を見ず報われない毎日だったことでしょう。

しかし、自分と自分の夢に対する強い愛で乗り越えたのです。

そして、その行動力となったのは父や継母に対しての反逆心がだったのかもしれません。

周りなんて関係ない

Madonna【Rebel Heart】歌詞を和訳して意味を徹底解説!反抗しながら生きる真意の画像

I've spent some time as a narcissist
Hearing the others say,
'Look at you, look at you!
Trying to be so provocative'
I said, 'Oh yeah, that was me'
All the things I did just to be seen

出典: Rebel Heart/作詞:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare 作曲:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare

やりたいようにやるのが私だと、Madonnaは自分を認めています。

ここから物語の主人公はアーティストとしてのMadonnaへと移っていくのです。

自己愛が強いという意味ではなく、自信家としての彼女を表現しています。

何事にも自信を持ってやりたいように生きていく彼女の信念が感じられる部分です。

私は時々ナルシストとして過ごしたわ
他人の声が聞こえてくるの
あなたってなんなの
そんなに挑発的なことをして
私は言ってやったわ
そうよ、私はそういう人間だったの
目立つためだけに、何でもやってやったのってね

出典: Rebel Heart/作詞:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare 作曲:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare

人がやらないことをやる時、大抵の場合は大きなバッシングを受けるものです。

だから彼女は自分を愛することで、その困難を乗り越えたのでしょう。

周囲の人は自分達とは違うMadonnaに嫉妬していたのかもしれません。

好きなことをやる彼女が羨ましくて、反発したのではないでしょうか。

しかし、自分の道を進むと決意したMadonnaはブレることがないのです。

出る杭は打たれるという言葉があります。

実際Madonnaの過去を振り返ってみると大胆な演出で論争が起こっています。

また、ミュージックビデオが放送禁止になってしまったりしたこともあるのです。

しかし彼女は自分らしさを手放そうとはしませんでした。

前だけを見て新しい世界へ

Madonna【Rebel Heart】歌詞を和訳して意味を徹底解説!反抗しながら生きる真意の画像

彼女の強さは、自分らしさを愛する力です。

その思いは歌詞の中にもしっかりと込められていました。

自分が居たい場所

Outgrown my past and I've shed my skin
Letting it go and I'll start again, start again
Never look back, it's a waste of time
I said, 'Oh yeah, this is me
And I'm right here where I wanna be'

出典: Rebel Heart/作詞:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare 作曲:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare

Madonnaが覆した過去とは一体何なのか…。

それは茨の道を歩き続ける先駆者の辛い現実です。

自分のやりたいようにすれば非難され、野心をあらわにすればひんしゅくを買います。

しかしそんな逆境をポップの女王は跳ね除けました。

彼女は後ろを振り返ることなく新しい世界へと歩みを進めたのです。

私は過去を覆し、殻を脱ぎ捨てたわ
一度手放してまた始めればいいの
後ろは決して振り返らないわ 
そんなの時間の無駄だもの
私は言ってやったわ
そうよ、これが私
自分が居たい場所にちゃんといるって

出典: Rebel Heart/作詞:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare 作曲:Madonna,Bergling,Pournouri,Fakir,Lidehall,Pontare

これまで周囲に合わせようとしていた自分…。

そんな小さな自分を彼女は捨てたのです。

後悔する時間すら勿体ないと、必死に前を向く努力をしています。

Madonnaは周りに主張することで、自分にもいい聞かせているのでしょう。

自分が居るべき場所、心地いい生き方が出来る場所を彼女は自力で勝ち取ったのです。

心の叫び