【オオカミと少女/鎖那】難解な歌詞の意味を解釈！「紛れもない愚かな獣」とはどういう意味なの？

彼女の優しかった様子が表されるサビ部分。

このことから、2人が離れてしまったことの非は彼女には一切ないことが伝わります。

そんな彼女を傷つけてしまった自分はオオカミのように「愚かな獣」だと例える主人公。

なんの非もない彼女を傷つけた。

その事実が主人公を「こんな自分はもはや人間ですらない」と思わせていたのです。

ここで登場するのは去ってしまった彼女の幻影でしょう。

主人公はそれを追いかけて抱きしめます。

しかしそれは幻影。

そこに彼女は居るはずもありません。

「また会えるなら、あんな思いはさせないのに」とでも言うような、主人公の後悔を感じさせますね。

「紛れもない愚かな獣」すなわちオオカミの正体は、彼女を傷つけてしまった主人公のことでした。

重要なのは序盤では2人は幸せそうな姿を見せていること。

主人公は彼女を思いやる心を持ち合わせています。

主人公が彼女を傷つけてしまったのは一時の過ちなのでしょう。

PVでオオカミが優しい表情をしていたのは、本当は優しい主人公を表していたのですね。

一時のすれ違いがその後の関係を決めてしまうんです。

恋愛というのは難しいものですね。

今回は鎖那の「オオカミと少女」を紹介しました。

ポップで可愛らしい楽曲とは裏腹に、悲恋を描いた歌詞。

表現を難解にすることでそれが隠し味のようになって、楽曲の旨味を引き出していましたね！

まさに聴けば聴くほど味が出てくる曲とでも言いましょうか。

近年、彼女のようにニコニコ動画出身のアーティストも多数出てきましたね。

手軽に発信できる環境が隠れていた才能溢れるクリエーターをあらわにしています。

その代表的な例として「まふまふ」「Luz」の記事も紹介しておきましょう。

動画配信からのアーティストというのは今後も要チェックなシーンですよ！