人が暮らすには不自然な雪山に住む「君」は、もしかしたら人間ではなく精霊のような存在なのかもしれない、と考える「僕」。

そんな「君」に恋をしてしまった心情を、まるで雪の魔法(スノーマジック)のようだと感じています。

しかし、「僕」の恋心の前に厳しく立ち塞がるのは「二人には終わりが来る」という事実です。

全く違う存在として生まれた二人は、一緒に生きていくことはできないのでしょう。

「君」もこの出逢いに幸せを感じている様子から、きっと魔法の恋は両想いなんだと分かります。だからこそ、叶わない恋は「悲しみ」まで運んできます。

物語の結末は

やがて、僕は眠くなってきた
君と一緒にいるという事は、やはりこういう事だったんだろう
でも良いんだ、君に出逢えて初めて誰かを愛せたんだ
これが僕のハッピーエンド

出典: http://j-lyric.net/artist/a055790/l02fc0a.html

スノーマジックファンタジー
雪の魔法にかけられて
僕は君に恋した
もしかして君は雪の精?
雪の妖精とのファンタジー

出典: http://j-lyric.net/artist/a055790/l02fc0a.html

そして、ストーリーは衝撃的な結末を迎えます。

「眠くなってきた」という言葉とともに訪れる「ハッピーエンド」。それは、「僕」がもう二度と覚めない眠りについたことを表しているのでしょう。

「君」が夢見ていた夏の世界では生きられないように、「僕」も凍えるような雪の世界では生きていけなかったんだと分かります。

しかし、「やはりこういう事だったんだろう」という言葉からは、「僕」はこうなるかもしれないと分かった上で「君」と一緒にいたようです。

初めて誰かを愛せたからそれでいい。そんな気持ちを抱えて迎えた最期は、「僕」にとっては紛れもないハッピーエンドだったのでしょう。

不思議な余韻が残る、切ないファンタジーの物語が終わります。

まとめ

『スノーマジックファンタジー 』の歌詞に注目!雪の魔法にかけられた恋を歌ったセカオワの楽曲!の画像

SEKAI NO OWARIらしい世界観が溢れる「スノーマジックファンタジー」

その歌詞は、単純なハッピーエンドでは終わらない切ないストーリーを描いています。

そして、そんな物語に壮大で重厚なサウンドが合わさり、聴いていると幻想的な異世界に迷い込んだかのような感覚になります。

この深く印象的な世界観が確かなものとして作り出されているのは、サウンドや演出の細部まで徹底的に彼らのこだわりが表れているからでしょう。

そんなSEKAI NO OWARIの魔法の世界に、是非触れてみてください。

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