だいたい同じような毎日だけど
ひとつも同じ日なんてないんだ
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
1行目にあるように変わらないと感じる日々。
今日も学校に行ったり仕事に行ったり、家事をしたりなど。
この日々がつまらないと感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし2行目にそれは間違っているとあります。
同じことをしていても、絶対に同じにはなりません。
朝起きる時間が前日と一緒でも、今日は昨日ではないのです。
毎日が違う日だからこそ、1日1日を大切にしてほしい。
それがこの楽曲で最重要なポイントです。
何気なく笑っていることも、幸せだと実感してほしい。
そう実感できれば、毎日はより輝くのだというメッセージを感じることができます。
少しずつ変わっている
ホラ あの雲もハートに見えるだろう
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
ここの歌詞にある「雲」は形を持っていないです。
しかし色んな形に見えることがあります。
変わらずつまらないと思っている日常でも、形は変わっている。
少し空を見上げるだけで、昨日との違いを見つけることができます。
そのため、変わらない日なんてないのです。
そのことを強く訴えている部分だと感じます。
思いは変わらない
へんてこなあいつが今日も駆けてる
くだらねぇあいつが今日もふざけてる
そして大好きなあの子が 笑ってる
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
日々何かが変わっていきますが、大切な人やものがあるという事実は変わりません。
自分自身の中で特別輝くもの、それが大切なものなのだと思います。
ひとりひとりの心のどこかにきっとあるはずです。
このシーンでは、変わらないように見える日を表しています。
「今日も」とあるように、これは変わらないことを示す言葉です。
では、なぜ同じ日はないと言い続けているのでしょうか。
それは変わらないように見える日々を大切に過ごしてほしいから。
この瞬間には2度と出会うことはできないことから、より強調して表しています。
重要なことだからこそ、たくさん繰り返して伝えようとしてくれているのでしょう。
僕のそばには
2番の歌詞から、主人公のそばにあるものを表しています。
主人公の日常には、たくさんのものや人がいるのでしょう。
それは私たちも一緒で、周りを見渡してみると大切なもので溢れています。
それが日常であり、特別な日ではないけれど大好きな時間。
今こうして何かをしている時間でさえ、愛おしく思えてくるようなもの。
当たり前というものは、とても素敵なのだと感じることができます。
動物も
まねきねこ よこむいて
今日もとくいげにくちぶえ吹くよ
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
主人公の大好きな場所にはいつも猫がいる。
口笛を吹いているように、その顔はとても楽しそう。
主人公は、その様子を見るのが好きなのでしょう。
明日もいるのかな、明後日も楽しそうなのかな。
このように、ワクワクしているような感情を読み取ることができます。
楽しそうな猫を見て、自分も楽しくなってしまうような幸せな時間。
この歌詞部分では、そのような情景が浮かぶシーンだと思います。
好きな子も
大好きなあの子が歌って
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
そしてその大好きな場所には、好きな子もいます。
歌詞にあるように、楽しそうだということがわかるでしょう。
楽しくてたまらない日々。
それが主人公の大切な日常なのだと感じます。
きっと辛いことも面倒なことも山ほどあるのでしょう。
しかし、それでもこの時間を思い出すことで踏ん張ることができる。
そしてまた好きな子たちと過ごしたいから頑張れるのでしょう。