「いつでも微笑みを/Mr.Children」の前向きになれる歌詞を解釈！笑顔になれる動画も♪　　　

「いつでも微笑みを」は、10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』の中にライブ音源で収録されています。 『IT'S A WONDERFUL WORLD』発売後に2本のアルバムツアーを開催する予定でしたが、桜井が小脳梗塞で入院したことにより全公演中止となりました。

約半年の療養期間を経て、一夜限りの復活ライブ『TOUR 2002 DEAR WONDERFUL WORLD IT'S A WONDERFUL WORLD ON DEC 21』を開催しました。

リリース後、オリコン週間1位・オリコン2002年5月度月間2位・オリコン2002年度年間6位を記録しました。

「人間の生と死」を見つめた「いつでも微笑みを」を、ライブでは全ファンと共に歌いあげた姿に感動しました。

2007年10月31日に発売されましたMr.Childrenの31枚目のシングル「旅立ちの唄」のライブ音源のままカップリング曲に収録されました。

ライブでは、ブラスセクションを特徴づけた新たなアレンジが施されており、曲中で桜井は原曲と一部異なる歌詞を歌っています。

「いつでも微笑みを」が損保ジャパンCMソング起用されたのは発売から5年5ヵ月後の2007年10月のことでした。

歌詞の中に”いつでも微笑みを　そんな歌が昔あったような”について、桜井は「橋幸夫さんと吉永小百合さんの『いつでも夢を』をイメージして作った楽曲」と語っており、それが詞の中でも明確に指し示しています。

「いつでも夢を」（いつでもゆめを）とは、1962年9月20日に 発売された橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲で非常に古い曲です。 

第4回日本レコード大賞の大賞を受賞しています。

ご参考に、「YouTube」をアップしておきます。

「Mr.Children」は、桜井さんが”Childrenという言葉がすごい好きで、唯10年、20年経った時に、シワだらけの顔でChildrenもないだろうってことで、正反対のMr.を付けたそうですね。”

“大人な部分と子供な部分を持ったバンド“が由来であるという後付けの意味を加えたようです。

魅力は歌詞もそうですがサウンドもいいし、なんといっても桜井さんがスター性を持ちつつどこか親近感を持てるような人だからです。ほんとに人の気持ちがわかるからこそ書ける歌詞ですよね。

たくさん魅力はあると思いますが,桜井さんの歌詞にはどこか自分の弱音や憂鬱が含まれていて、それさえも飲み込んでしまう安心感があります。

「がんばろう！負けるな！」と喝を入れるというよりも、「無理しないで。きっと前を向けるから」と寄り添って一緒に進んでくれる感じです。

いつでもMr.Childrenの歌に共感し、感動し、教えられ、励まされ人生を歩んできました。

すごいのがすべての歌が何年たっても色あせず、昔聞いたのと今聞くのでまた違った意味を持って自分の心に呼応するみたいに響くことです。

「人間には生と死」という深い生命の神秘があります。肉体は、平均寿命何歳というけれど生命の起源と言われる「38億年」に比べればあっという間の時間です。

頭では、命はいつか果てるものと分かっているのに実感がありません。

私の家の近くに、親戚で今年満101歳になられたおじいさまがいます。

総理大臣からの表彰状と立派な銀杯をいただき、市長からは10万円のお祝い金をもらったそうです。

先日、お祝いの席で、耳元で思い切って聞きました。

「死ぬことは、怖くないですか？」

「ちっとも怖くないよ！ただ、生かされていることがありがたいばかりで、毎日感謝の思いばかりだよ。」

「101歳になっても、死ぬ実感がないよ。でも、死ぬことも怖くないよ。神様がいい様にして下さると信じているよ。」

不思議な気持ちになりました。

いのちの深さを感じながら、「いつでも微笑みを」が何故前向きになれる歌詞なのか、考えてみます。