Mr.Childrenの「光の射す方へ」ってどんな曲?

『光の射す方へ/Mr.Children』の歌詞が衝撃的すぎる!!気になる歌詞の意味を徹底解剖!の画像

「光の射す方へ」は、1999年1月13日に発売された、Mr.Childrenの16枚目のシングルです。

前作から3ヶ月ぶりのリリースとなり、7thアルバム「DISCOVERY」の先行シングルとして発売されました。

「光の射す方へ」は、「Mr.Children Stadium Tour 2015 未完」で、14年ぶりに原曲に近い形でライブ演奏され、ファンを沸かせたことでも話題になりました。

伝説のライブ映像の「光の射す方へ」を公開!

上の動画は雨の中で行われた、2015年9月6日に行われた日産スタジアムでのライブ映像で、Mr.Children LIVE DVD / Blu-ray 「Stadium Tour 2015 未完」に収録されている「光の射す方へ」です。

映像のファンの熱狂ぶりからどれだけ待ち望まれていた曲かがわかりますね。

そんなファンからも愛され続ける名曲、「光の射す方へ」の歌詞を紹介します。

Mr.Childrenの「光の射す方へ」の歌詞を紹介!

「光の射す方へ」は「ストッキングを取ってすっぽんぽんにしちゃえば同じもんがついてんだ」という衝撃的な歌詞から、女と思って脱がせたら男性だった?!などと、様々な解釈が存在する歌詞でもありますが、今回は筆者の解釈で、女性として解釈させていただきました。

この部分の歌詞解釈にも注目して読んでみてください。

雑多な日常の景色と募る苛立ち

蜘蛛の巣の様な高速の上 目的地へ5km
渋滞は続いてる 最近エアコンがいかれてきてる
ポンコツに座って 心拍数が増えた

出典: https://twitter.com/eschesola/status/246944363035377664

蜘蛛の巣に捕らえられた虫のように高速道路の上で渋滞に捕まって身動きのできない人々の姿を皮肉っている歌い出しの歌詞です。

渋滞とエアコンがいかれた「ポンコツ」の車。

「心拍数が増えた」という歌詞は思うようにならない日々に苛立ちを募らせていることを表しているのでしょう。

重荷を背負って思い知る滑稽な大人たちの姿

社会人になって 重荷を背負って 思い知らされてらぁ
母親がいつか愚痴る様に言った
「夏休みのある小学校時代に帰りたい」

出典: https://twitter.com/mrchildren82930/status/713916819539505152

「社会人になって 重荷を背負って 思い知らされてらぁ」とわざと嘲笑うような言葉遣いにしてある歌詞に、身につまされる思いになる人も多いのではないでしょうか。

その理由は続く部分で、「母親がいつか愚痴る様に言った「夏休みのある小学校時代に帰りたい」」という歌詞です。

大人になるまで、自分たちがどれだけ無責任で、恵まれていて、守られて、楽をしているかなんて知らずに生きてきて、そして、社会人になって長い休みがあった子供に戻りたいなんて愚痴り出すのです。

あんなに貴重な時間を平気で浪費しておきながら。

そのことを皮肉っている歌詞ということですね。

身につまされる思いになる人も多いのではないかと書きましたが、少なくとも筆者は耳の痛い歌詞であるとともに、凄さを思い知った歌詞でした。

夕食に誘った女が思っていたのと違って興ざめに

夕食に誘った女の
笑顔が下品で 酔いばかり回った
身振り手振りが大袈裟で
東洋人の顔して
西洋人のふりしてる

出典: https://twitter.com/_MrChildrenbot_/status/705032989504249856

「夕食に誘った」ということは、それだけ魅力的だったのか、それとも、食事の後まで行けそうだと思ったのか。

しかし、どちらにせよ結局は、その下品な笑顔に、不快な酔い方をしたと言っています。

「身振り手振りが大袈裟」、「東洋人の顔して西洋人のふりしてる」という歌詞は、日本人なのに、わざと西洋の人々の大きなボディーランゲージをかっこいいと思って真似している姿が不愉快だったと言っているのでしょう。

Mr.Childrenを「Sign」の歌詞のように、愛おしい人と、その周りを取り囲む世界すべてから送られてくるメッセージに常に耳を傾けようというような優しい世界観の楽曲のイメージで認識している人にとってはショックかもしれませんね。