グッドモーニングアメリカ『未来へのスパイラル』の歌詞を徹底解釈！アルバム＆コード譜も紹介♪

仕事で疲れて夜遅く帰宅をして静まり返る部屋の中にいると、とても寂しく感じます。

孤独感をかき消そうとまずはテレビをつけて、部屋に音や映像を流すことが帰宅時のルーティーンになっている人は多いのではないでしょうか。

テレビから悲しい事件のニュースが流れ、他者の命を通してこの世に生きる虚しさを感じています。 

工場で作られた愛情のない冷たいコンビニ弁当を食べながら、愛情を失った心が引き起こした事件の結末を聞き、冷めきった自分の気持ちを翌日に持ち越します。

寝る前に事件のことを考えながら、自分が生きる目的を模索しています。

しかし答えは見つからず、仕事の疲労もあって、気がつかない間に眠りに落ちて夢の中。

残酷な事件のことを考えながら眠り、そのネガティブな感情が夢に影響したのでしょう。嫌な夢を見たようです。

目覚まし時計が悪夢から救い出してくれましたが、夢の内容が悪かったので気分良くは目覚めていません。

人生に対する虚しさを感じながら眠り、悪夢を見て、疲労が取れないまま強制的に起きなければいけないことに苛立ちを感じています。 

悪夢から起こしてくれた目覚まし時計に八つ当たりをする心情は理解できます。目覚めの悪い朝は目を開けた瞬間からイライラモードになってしまうものですね。

前日に起こった事件について、朝からまたどんよりした心持ちになっていますが、朝の番組の救いは運勢占い。朝の番組の最後に一瞬流れる占いを1日のスタートのささやかなる楽しみにしているのです。

「今日の運勢は絶好調！いいことが起こりそう」と言われたら、残酷な事件のことなんてそっちのけでワクワクしますよね。 

世間で起こる悲しい出来事と自分の運命を切り離して考えることができる、朝の唯一の手段であり楽しみです。

占いのように楽しいことにフォーカスした希望と殺人事件のような孤独の底に堕ちた絶望とを対比させながら、人生についてずっと考え続けていますが、答えは出てきません。

毎日を仕事などで追われ、気がついたらもう一週間が経っていた。忙しい時は時間や曜日感覚が失われます。まさに忙殺されるという感じでしょうか。

忙しい毎日の中で愛想笑いで消耗し続けている自分の心が、冷たいコンビニ弁当などのゴミと同じように感じられます。

一体何のために周囲に気を遣い、どこに向かって生きていくのかわからず戸惑っているようです。

答えが見つからないまま悶々と時間だけが過ぎていきます。

長い勤務時間、希薄な人間関係、失われた家族間の愛…。

昨今の忙しい社会の中で生きていく私達の心の中に根付いている希望と絶望が、愛情の有無を言わさず未来を作り上げていて、それが螺旋に永遠に続いていると言っているようです。

時々立ち止まって人生の意味を問い、答えがわからくても懸命に毎日を過ごす姿が描かれている歌詞となっていると思います。

こちらではコード譜を一部ご紹介いたします。

複雑なコードはなく繰り返しの部分が多いので、比較的演奏しやすいと思います。

リンクをつけておきますので、ぜひ全部練習してマスターして下さいね。