界隈じゃ有名な小悪魔です。
「お前、アイツを落そうって思ってんのか?やめとけ…火傷するのが落ちだぜ」。
周りの男たちに鼻で笑われます。
そんな忠告なんてこの男には聞こえていません。
やめろと言われても!
自分の高まった衝動は抑える事なんてできないのです。
ここまでで歌詞は終わります。
この曲には落ちがありません。
ある男が、ある女に胸を撃ち抜かれる。
その瞬間だけを歌っているんです。
そして、二人はどのような流れでどうなるのか。
最後がとても気になる歌という事になります。
筆者は大分子供でしたが、「ヒデキ」がこの曲を情熱的に歌ってる姿を見て、とても衝撃的だった記憶があります。
これが大人の世界なのかと。
絶唱型
動画もご覧になっていただけましたか?
最初に熱くワイルドに熱唱するのがポイントと言いましたが、理解していただけた事と思います。
「ヒデキ」は絶唱型と当時は言われており、激しく歌うだけでなくその歌唱力は群を抜いていました。
振り付けというよりは、もはやアクション。
ハスキーな声を最大に張ってその歌声を響かせていました。
作詞・作曲は「ダンシング・オールナイト」でお馴染みのもんたよしのり。
あの方も同じく絶唱型といえます。
昭和のTHEアイドル「ヒデキ」
筆者が小学生の頃、とても流行っていた雑誌がありました。
その名も「明星」と「平凡」です。
「明星」は現在「Myojo」とアルファベットの名前に変りましたが、「平凡」は休刊してしまいました。
この雑誌は「ヒデキ」の様なアイドルが表紙にアップで写っていて、本屋の店先に並んでいるだけでワクワクしたものです。
この雑誌には昔「歌本」の付録が付いていました。
ピアノコードも確か載っていたと思います。
当時は今と違い情報も乏しく、娯楽が少なかった事もあって、この様なアイドル雑誌を友達とキャーキャー言いながら見ていました。
懐かしいです。
最後になりましたが、我らが「ヒデキ」は2018年5月16日に急性心不全のため、63歳で永眠されました。
子供だった私たちを熱狂させてくれたアイドルが、一人またこの世を去る事になってしまって、とても悲しい限りです。
天国でもきっと女性を熱狂の渦に巻き込んでいる事でしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
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