カップルは今どういう状況なの?
傷ついた時僕は 一人静かに内省す
深読みをしてしまう君は 不安と戦う
Hold me tight and don’t’ let go
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
カップルが慣れてくると遠慮がなくなり、些細なことで相手を傷つけてしまうことがありますよね。
ここに登場する男性は理性的ですが、相手の女性がいなくなるんじゃないかと不安に感じているようです。
口を開けばネガティブな話ばかりをする女性に対し、ちょっとたしなめるつもりが言い争いになり、男性が黙り込んでしまう。
でも男性の気持ちはちゃんと彼女を大切にしたい思いで溢れているけど、言葉にしないから、思いが伝わらない…
こんなシチュエーション、経験した人もいるのではないでしょうか?
男性らしさと女性らしさの違い
Why we fight I don’t know
他の人がどうなのか 僕は知らないけど
僕の言葉の裏に 他意などないよ
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
相手の女性は自分に自信がなく、相手の態度や言動に敏感に反応し、感情的になるタイプのようです。
過去の恋人の言動に傷ついた経験なのか、そうした負の部分を男性は感じてしまうのでしょうね。
ネガティブに捉えがちな女性を安心させたい、そんな思いがこの部分から伺えます。
男性からの視点、勉強になります!
長い冬が終わる瞬間 笑顔で迎えたいから
意地はっても寒いだけさ
悲しい話はもうたくさん
好きだって言わせてくれよ
Can we play a love song?
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
ここでいう「長い冬」ってなんでしょう。
そのあとに続く歌詞から、「退屈な時間」「耐え忍ぶ時間」「辛い過去」という言葉が浮かびましたが、この場合「喧嘩して冷戦状態」という状況を示すのではないでしょうか。
「長い冬が終わる瞬間」とは、仲直りしたときの意味でしょうね。
友達の心配や 生い立ちのトラウマは
まだ続く僕たちの 歴史のほんの注釈
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
ここ、女性がリードする会話が成り立たないことがわかる部分です。
「●●ちゃんのことが心配」とか「昔、こんな想いをした」という話を彼女がした時、彼氏が「ふーん」とか生返事や話に興味がない態度を取る時があります。
この時女性は「話を聞いてくれていない」と思い、自分が否定された気持ちになります。
もっと話を聞いて欲しいのに、これって私にも興味がないの?と勝手に自分の存在価値と結びつけて、モヤモヤしてしまうんです。
また彼というか、男性全般は自分軸で生きています。
彼らは冷静に自分たちのことと周囲のことは分けて考えています。
女性はどれもこれも繋げて考えます。そして聞き手に共感してほしいという思いが強いのです。
でも男性は共感せずに相談ごとを解決するような答えをするか、もしくはただ耳を貸すだけという態度になりがちです。
女性は解決策を聞きたいのではなく、ただ気持ちをわかって欲しいだけなんですよね。
「大変だったね」と一言添えながらハグしてくれれば女性は安心するんですけど、
「ほんの注釈」カテゴリに仕分けられてしまうと、ハグを期待して広げた腕を閉じずにはおれませんよ(涙)
僕の親がいつからああなのか知らないけど
(大丈夫、大丈夫)
君と僕はこれからも成長するよ
(大丈夫、大丈夫)
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
ここで描かれているのは、彼氏にだって周りの人(ここでは親)と過去辛い日々があったけど、親は親の人生、僕らには僕らの明るい未来を築ける可能性があると、前向きな気持ちを伝えています。コーラスで優しく「大丈夫」と重ね、彼女を安心させようとしています。
落ち着いてみようよ一旦
どうだってよくはないけど
考え過ぎているかも
悲しい話はもうたくさん
飯食って笑って寝よう
Can we play a love song?
側においでよ
どこにも行かないでよ
Hold me tight and don’t’ let go
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
言い争いをして興奮状態の彼女に冷静になろうと、気持ちの切り替えを促す彼。このまま心が離れてしまうことを心配しています。
女性がけしかけてくる喧嘩って、男性の気持ちを確かめたいことが多いのです。
「まだ自分のことが好き?」って。「好きだよ、だから側にいてくれよ」とストレートに伝えてくれる男性ならいいのですが、
「もうそんな話はたくさんだ。飯食って笑って寝ようぜ」なんて言われると、女性ってはぐらかされているように思うんですよ。
(読んでる?男性陣)
男性からすれば、それが「一緒にいたいんだ」という表現なのでしょうけど。
でもね
それってわかりにくいんです!(筆者心の声)
もう二度と離さないと
言わんばかりに抱き締めたいよ
疑っていてもいいけど
悲しい話はもうたくさん
嘘だって吐(つ)きたくなるよ
Can we play a love song?
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru
男性って態度で示してわからせようとするんですが、言葉にして欲しいんですよ、女性はね。
(「抱き締めたいよ」というならシノゴノ言わず、さっさと抱きしめなさいよ!)
でもその抱き締めたい女性ときたら、ネガティブなことばかり言うし、男性も疑われてばかりだと面白くないですよね。
「嘘のひとつもつきたくなるよ」と意地悪な考えが湧いてきだすと、関係が軋み始めるわけです。
ああ、危ういなぁ!
長い冬が終わる瞬間 笑顔で迎えたいから
意地張っても寒いだけさ
悲しい話はもうたくさん
好きだって聞かせてくれよ
出典: Play A Love Song/作詞:Utada Hikaru 作曲:Utada Hikaru