2番目のサビと1番のサビと違うところ、わかりますか?

1番目「好きだって言わせてくれよ」

2番目「好きだって聞かせてくれよ」

どちらも彼女への要求なんですよね。

ここのところ、この男性に対して「ちょっとずるいな」と筆者は思うのです。

「言わせてくれよ」ってことは彼女のネガティブな話ばかりで嫌な思いをしていて素直に「好きだ」と言えないってことですよね。

そして今度は彼女に「好きだと言って欲しい」って言ってます。

(おねだりばかりして…って、男性目線の歌詞だし、男性の思いばかりが綴られて当たり前なんですけどね。)

でも突き詰めれば、この男性はちゃんとこの女性と向き合ってるんですよね。

愛情を欲していて、それを言葉にして欲しいのは女性だけじゃなく男性も同じだってこと。

「言わせたい、言って欲しい」って、お互いに思っていることだから、言い出した方が負けとか思わず、言い出した方が勝ち!ってことにしませんか?

気持ち切り替えようよ

一般的に男性って気持ちの切り替えが上手だなと思うんです。

そのあたりは女性として筆者も見習いたいところですが、嫌な記憶ってなかなか消えないですよね。

仕事でも遊びでも、嫌な思いしたことってこびりついて残るんです。

確かに美味しいご飯を食べて気を紛らわせて、お笑いでも観て笑っていればその日は忘れることができるのですが、数日、数ヶ月、数年後にふとまた蘇る古傷…。

ああ、女性ってめんどくさい!(筆者女性です)

 

そういう女性のめんどくさい部分を男性側の視点に立って、歌詞を綴ってくれた宇多田ヒカル

女性がグジグジしてる時、男性はそんな風に考えているわけですね。

傷つけられることについてはスルースキルが高くなった筆者ですが、次にブルーな気持ちになった時は切り替えのポイントを飯にするか、お笑いにするか、曲をヘビロテしながら決めたいと思います!

Play A Love Songで描かれた男女は宇多田ヒカルの中にいる

「Play A Love Song」の歌詞は、男女の考え方の違いで生じる諍いの中、男性側の視点に立った深くて切ない愛情を伝えています。

でも筆者はそれ以外の想像もしていました。宇多田ヒカルのパーソナルな部分にもリンクした歌詞ではないかと。

紆余曲折の道を歩んできて今がある

離婚と復縁を繰り返す両親がいて、2010年の活動休止、自身の再婚、出産、母との悲しい別れ、そして二度目の離婚。

10代からデビューし、今は30代半ばの彼女ですが、本当にめまぐるしく人生の節目を刻んできました。

常に明るく前向きに音楽活動に突き進む彼女ですが、親やパートナーとの別離は、歌詞の女性部分の悩みと重なる部分があります。

この曲の中で語られる「男女」は、宇多田ヒカル自身のなかにある男性らしさ、女性らしさではないかと。

 

1曲の何気ないカップルの歌詞のようですが、

SWICH(心の切り替え)

SPARKLING(恋愛も人生もキラキラしているけど、弾けて消えていく儚いもの)

この二つのキーワードを歌詞に重ねて考えると、彼女の人生観を垣間見たような気がします。

自分ではどうしようもないことに、思考を奪われる時間が勿体無い。

目の前にあることに取り組み、側にいてくれる人と育む時間を大切に。

人生は長いようで短いのだから、気持ちを切り替えて楽しみましょう。

 

そんなメッセージがあるように、筆者は感じました。

 

ここに書いたものはあくまでも筆者個人の想像を元にした解釈です。

みなさんが曲を聴いた時、その人自身が経た経験によってイメージする歌詞の解釈は異なってくると思います。

想像力を働かせてくれる素敵な歌詞ですので、ぜひフルで聴いてみてくださいね!

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