まるで脱獄 さまよった後で
本に書かれた運命の犠牲も
切り裂く日々 明日の彼方
ため込んだ 怒り破り捨てた
飛ばないカナリヤ見てた
罪のない理想 脆くくじけて
まやかし 反逆 消えた星
さらばいつかまた逢おう
出典: 作詞:谷中敦 作曲:NARGO
自由もなく、思い通りにならない人生の中で明日が見えない男。
かごの中のカナリヤにその姿を重ねます。
かつて抱いていた理想も脆く消え去り、頭上で輝いていた星も消えてしまいました。
いつかまた逢おう、というのは最後の強がりでしょうか。その「いつか」が来ないであろうことも気づいているのだと思います。
目が眩むよな 教えの光に
嘘ばかりをつきつづける孤独
切り裂く日々 明日の果てに
ため込んだ 怒り破り捨てた
靴音鳴らし 誇り高く
逃げ出せ 飛べよ
カナリヤの空へ
閃き点火した後に
切り替えたギアが軋む坂道
網の目破って逃げた鳥は 今飛ぶ 原野まで
クモの巣 揺らして敵蹴散らし
さあ飛べ 原野まで
覗いた世界は 最後の過去
さあ飛べ 原野まで
出典: 作詞:谷中敦 作曲:NARGO
孤独な男は自由にならない自分の思いをカナリヤに託します。
自分はもうここで終わりだが、お前は自由な空に飛び出していくんだ、と。
孤独なカナリヤは本当の自由を求めて原野に飛んでいくのです。
それを見送る男の眼は、まだ見えているのでしょうか・・・。
いかがでしょうか?ここに書いたのはあくまでも解釈の一つでしかありません。
ぜひ、聞いた方がそれぞれの意味を見出してみてほしいと思います。
ただ、ハードボイルドな世界観とロカビリーな曲調がチバユウスケのボーカルにぴったりマッチしていると思います。
スカパラの歌モノは名曲揃いですが、その中でも屈指の作品ではないでしょうか。
PVもカッコいいので、ぜひ見てください!
最後に
スカパラの「カナリヤ鳴く空」について、歌詞の意味を中心にご紹介しました。
スカパラの歌モノコラボはいつも絶妙の人選で驚かせてくれます。
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