あなたに出会わなければ～夏雪冬花～(Aimer)のMVは○○が描かれている！？アニメEDの今作を紹介

Aimerの「あなたに出会わなければ～夏雪冬花～」は、自身4枚目のシングル曲となっています。Aimerの繊細で深みのある歌声と良く合うバラード曲で、繊細な恋心が描かれているのが大きな魅力です。

「大切な人との出会いと別れを繰り返していく中で人は優しく強くなれる」というメッセージを込めたと本人が語っています。

Aimerの4thシングルは、「あなたに出会わなければ〜夏雪冬花」だけでなく「星屑ビーナス」との両A面シングルとなっています。

「星屑ビーナス」は佐々木希主演のドラマ「恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか？」の主題歌としても話題になりました。

「星屑ビーナス」も「あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜」同様に失恋の曲となっていますが、「星屑ビーナス」の方が少し明るさがある曲調に感じます。

この曲はアニメ「夏恋ランデブー」という作品の主題歌として起用されています。タイトルに「夏雪冬花」と入っているのもこのアニメ作品とかけた部分もあるのでしょう。

この作品では、主人公の恋する女性の元夫が幽霊となりながらも2人の間に入り、三角関係を展開していく物語です。三人の複雑な恋心と繊細なこの楽曲がよく合って、絶妙な世界観が生まれています。

この楽曲は、最初のAメロ、Bメロでは暗めのトーンで静かに歌い上げるのが特徴です。ただ、サビに入ると高音のメロディーが入ってそのギャップが切なさと儚さ、もの悲しさを感じさせます。

さらにAimerの繊細な歌声が楽曲によく合っており、声と歌詞とメロディー全てが折り重なって完成度の高い楽曲となっています。

実際、失恋した人はこの曲を聞いて涙が止まらなくなる、なんてこともあるようです。

この楽曲は、冬に聴きたくなるような温かみのあるバラードとなっています。歌詞自体は失恋を歌っているので悲しいものではあるのですが、最後まで聞くと心に火が灯されるような暖かさを感じるのです。

Aimerの楽曲の歌詞はどれも表現が綺麗で、心に響くものが多いのですが、この楽曲もそんな楽曲です。

この曲では、叶わぬ恋を経験して失恋してしまった人の気持ちが描かれているわけですが、出だしはとても重くなっています。

誰しも失恋の直後はふさぎこんでしまうと思いますし、「永遠に眠りたい」なんて実際に思う人もいるのではないでしょうか。

「忘れてしまいたいのに、気がつくと思い出してしまっている」そんなどうしようもない思いがうまく表現されています。

タイトルについている「夏雪冬花」とは、どのような意味があるのでしょうか。

もちろん、タイアップアニメである「夏雪ランデブー」と掛け合わせている部分もあるのでしょうが、クオリティの高い曲を作り続けているAimerのことですから、きっと意味があるはずです。

私としてはこれは「儚く、現実味のないもの」を意味しているのではないかなと思います。

「夏」に「雪」が降ることなんてめったにありませんし、「冬」に「花」が咲くのも稀有なものです。

きっと「夏に雪が降ったり夏に花が咲くようなことと同様にこの恋は現実的ではなく、儚いもの」だということを伝えたいのではないでしょうか。