僕らは まだ

V6【僕らは まだ】歌詞を考察!優しさの意味とは?僕らはどうやって大人になっていくのかその先を深読みの画像

【僕らは まだ】は2021年6月2日に発売されたV6の53枚目のシングルです。

【MAGIC CARPET RIDE】が一緒に収録されています。

メンバーの井ノ原快彦さん主演のドラマ「特捜9 season4」の主題歌として起用されています。

解散発表後初のシングルとなる同曲にはファンからのたくさんの声も寄せられています。

MV

【僕らは まだ】のMVの監督を務めたのはメンバーを若い頃から知っているという大根仁監督です。

海辺でふざけて笑い合っている姿や時折見せる感傷的な表情などメンバーの様々な姿を見ることができます。

シンプルなMVだからこそ、彼らの表情から26年という長い年月の中想うことが伝わるようです。

またYouTubeにてMVのメイキング映像も視聴することができます。

飾らない等身大のメンバーの姿はV6らしさが溢れていてとても温かい気持ちになれるでしょう。

彼らのやりとりから仲の良さが伝わるのも、ファンにとっては嬉しいものです。

V6の6人にしか出せない優しい雰囲気というものが伝わる映像になっています。

歌詞

【僕らは まだ】で歌われているのは「大人になった自分のこと」です。

若かった頃思い描いていた大人になれているのでしょうか。

過去に胸を張っていられる大人になれているのかが歌われています。

あの頃のまま変わらないものがまだ胸の中に残っているように読み取れるでしょう。

26年間、共に成長し駆け抜けてきた彼らが歌うからこそ沁みるものがあるのです。

思い描いていた未来

なりたかった姿

小さい頃に思っていた
大人になればなんでも出来ると
言い訳もしない
強い人になれるんだと思ってた

出典: 僕らは まだ/作詞:岩崎慧 作曲:岩崎慧

歌い出しは過去に思い描いていた自分の姿から始まります。

過去に自分はコンプレックスを抱えていたのかもしれません。

知らないことや出来ないことも多く、あまり自分に自信を持てなかったのでしょう。

指摘された際や何か壁にぶつかったときについ言い訳をしてしまうこともあります。

こんな自分に嫌気が差してくることもありました。

けれども、そんな自分は大人になれば変われるだろうと思っていたのです。

ただ漠然と、大人は何でも知っていて何でもこなせるような気がしていたのでしょう。

大人になる過程で

心はまだ不揃いで
言葉はまだ不器用で
大事な人を見失いそうになって
優しさの意味を知った

出典: 僕らは まだ/作詞:岩崎慧 作曲:岩崎慧

まだまだ上手くいかないことが多い様子が読み取れるでしょう。

何かあったときドシッと構えることが出来ず、不安定になってしまうのかもしれません。

心配になってしまったり動揺してしまうこともあるでしょう。

何かを伝えたくて言葉にしようと思っても、なかなか良い言葉を並べることが出来ないでいます。

経験値の少なさからどんな言葉をかけたらいいのか分からないのです。

迷うことの多かった日々の中で、いつの時もそばに居て支えてくれた人さえ見失いそうになりました。

無意識のうちに傷付けてしまったこともあるのかもしれません。

それでも変わらず自分の近くに居て支えてくれる存在に気付けた様子が、最後の1行から読み取れます。

変わらない優しさがどれだけ自分を救ってくれるのか実感したのでしょう。

大人になっても

まだ変われていない部分もある

僕らはまだ 未完成で
完璧には遠すぎて

出典: 僕らは まだ/作詞:岩崎慧 作曲:岩崎慧