埋めてくれ!行き場のない感情を吐き出そう
続いてタイトルにもなっている「BURY ME」という歌詞が登場するサビです。
「埋めてくれ!」ってどういうこと?
bury me
six feet under until I wake up
bury me
because I can't live no I can't live like this
even though my heart's still beating
even though my heart's still beating on
I'm hardly breathing
出典: BURY ME/作詞:Masato Hayakawa 作曲:Ryo Yokochi
【独自和訳】
埋めてくれ 死者のごとく
目を覚ますまでは
埋めてくれ
今のままじゃ生きられないから
心臓が動いていても
心臓が動いていたとしても
息ができないから
【解釈】
「bury」とは埋める、葬る、埋葬するという意味です。
「bury me」は埋めてくれ、葬ってくれ、埋葬してくれ!ということ。
実はタイトルからして衝撃的な内容の楽曲だったわけです。
これまではエモーショナルなクリーンボイスでしたが、サビの手前から一気にシャウト!
負のスパイラルにハマった闇の感情を吐き出すかのごとく激しく叫びます。
どうして埋めて欲しいの?
その理由は生きていられないほど苦しいから。息ができないくらいどうしようもない気分だから。
でも息の根を止めてくれという意味ではありませんので、くれぐれもお間違いなく。
いっそ葬って欲しいほど悲しみに打ちひしがれたとしても、いつかは復活することが前提です。
埋められたら這い上がるしかなくなる!という逆説的な意味。
↑ここ大事です!
テストに出ます。いや出ませんが、負の感情を吐き出すのは自分を取り戻すためですからね。
six feet under
ここで興味深いのは「six feet under」という歌詞。
1フィートは約30センチなので「180センチほど埋めてくれ!」ということになります。
これは死者を埋葬するときの深さを表しているんですね。
コールドレインにはそのまま「Six Feet Under」という曲があるのでファンにはおなじみの言葉。
こちらにMVをご用意しましたが、がっつりデスボイスですので心してお聴きくださいませ♪
世の中すべてが敵なんて思いたくない
続いて2番です。
悪循環を断ち切る
can I break the cycle
because I'm sick of feeling
I'm against world again
出典: BURY ME/作詞:Masato Hayakawa 作曲:Ryo Yokochi
【独自和訳】
悪循環を断ち切れるかな
世の中すべてが敵なんて
もう思いたくないから
【解釈】
1番では「エンドレス・スパイラル」と表現されていたところが2番では「サイクル」に。
直訳すると周期、ひと巡り、循環という意味ですが、この流れだと悪循環になるでしょう。
負のスパイラルとか悪循環からは抜け出したいわけですよ。
どん底のときはまわりの誰もが自分を攻撃する敵に見えるかもしれません。
でも反抗的な感情にはもううんざり!
なぜなら防衛本能が異常に研ぎ澄まされて逆に自分を傷つけてしまうことにもなりかねないから。
できるかどうかはわからないけれど、ネガティブな感情の連鎖からは脱したいということです。
自分を愛する
If only I could love myself like you love me
then maybe I could finally be the one I need to be
出典: BURY ME/作詞:Masato Hayakawa 作曲:Ryo Yokochi
【独自和訳】
もし君が愛するように
自分を愛することさえできたら
ようやくなるべき自分になるのだろう
【解釈】
1番と同じように2番でも君という存在が登場します。自分のことを愛してくれる君。
君が愛してくれるように自分のことを愛することができたら、自分を取り戻せるはず。
我を失うほど落ち込んだとき「自分は誰にも愛されていない」と思うかもしれません。
でも必ずいるものです。自分のことを愛してくれる誰かが。その存在を思い出せればもう大丈夫!