散らかった部屋、煙草の匂い、革のソファー。
加藤ミリヤの歌詞に共感する理由の1つに、この状況の描写が上手な点があると思います。
この3つのワードを聞いただけで、彼の一人暮らしの部屋のイメージが何となく湧いてきますよね。
現実的にイメージができてしまう=リスナーが自分のことと置き換えて、つい聞き入ってしまうということになるのかもしれません。
歌詞は実体験?
リアルな歌詞描写
加藤ミリヤの歌詞は、女性の気持ちを飾らずにそのままリアルに描写しているという点が、共感を得ている理由だと思います。
かつて、女子高生時代に、女子高生の等身大の言葉を使って歌詞を書き、「女子高生のカリスマ」と呼ばれていた時代がありました。
デビューして間もなくの楽曲「ディア ロンリーガール」では、加藤自身の友達と推測される女の子の名前が、マリア メイ アイ カオリ リナ サチ ナナ リサというように、そのまま書かれていました。
その斬新さには驚きましたが、同世代の女の子の名前を聴いて、加藤を身近に感じたリスナーも多かったことでしょう。
この「WHY」にでてくる女の子の状況を考えてみると、彼に十分に愛されていないことが伝わってきますよね。
彼にとって本命ではない。1番手ではないことが歌詞から読み取れます。
彼女の片思いだけで、恋人同士の関係ではないのかもしれないし、もしかしたら彼には妻子がいるのかもしれません。
色々な憶測を呼びますが、歌詞をみるだけで状況が読み取りやすく、一言でいえばリアリティがあると思います。
加藤ミリヤ自身にも、こういった経験があるのでしょうか。
情報収集は人一倍
加藤ミリヤは、人間観察が大好きで、人を良く見て、そのバックグランドを想像したり、感情を推測することが、昔から好きだったそうです。そのため、自分は他の人とは違う、変わった人間だと自身でも思っていたそうです。
歌詞を書くために意識的にリサーチをする、という感覚ではなく、もともと好きだったので、ごく自然に、リアルな歌詞を書くための情報収集は人一倍していると言ってよいでしょう。
また、女の子の気持ちを歌詞に代弁するというイメージからか、雑誌の企画で10代の子達と対談する機会や、ファンからの恋愛の相談のファンレターなども多いようです。
リアルな感情に触れたり、想像する機会が多いということですね。
加藤はかつてのインタビューで、こういうファンからの実際にあった恋愛相談から、歌詞を作ったこともあるとも語っています。
手紙を書いた女の子のストレートで素直に綴った言葉が、そのまま歌詞に活かされていることもあるとか!
すべての楽曲の歌詞が、加藤ミリヤの実体験という訳ではなさそうですね。
最後に
加藤ミリヤ「WHY」、いかがでしたでしょうか。
ぜひ歌詞に注目をしながら、この曲を聞いてみてください。共感できる部分があるかもしれません。
実際に同じような経験をしたことがある人は涙がでてしまうことがあるかもしれませんが、
この曲を聞いて涙を吹っ飛ばして、元気になりましょう。
これからも、加藤ミリヤの歌詞に注目です!
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