奥田民生の「息子」ってどんな曲!?
3枚目のシングル!
息子は1995年に発売された奥田民生のソロになっての3枚目のシングルです。 オリコン最高順位は2位を獲得。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%AF%E5%AD%90_(%E5%A5%A5%E7%94%B0%E6%B0%91%E7%94%9F%E3%81%AE%E6%9B%B2)
惜しい!もう少しで1位でしたね。
レコーディングはアメリカの凄腕のミュージシャンを起用してニューヨークで行われました。
他の奥田民生の作品と聴き比べると、サウンドが重厚で深い音の演奏になっているのがわかると思います。
民生らしいゆるい歌詞の中にも、「息子」への深い愛情を感じる曲です。ゆったりした楽曲ですが、実は深い「息子」の世界を見ていきましょう。
「息子」の映像をチェック!!
木村カエラとデュエット!!
貴重な映像がありました。フジテレビの番組「僕らの音楽」での共演です。木村カエラが奥田民生のことを尊敬しているとのことで、この収録が決まったそうです。
木村カエラのリクエストで「息子」を歌うことになりました。
「息子」への深い愛情を歌う曲ですから、実生活では「息子」を育てている木村カエラも感じるところがあったのでしょうね。
ギター1本と2人の声だけのカバー。シンプルさが、「息子」の魅力を最大限に引き出していますね♪
木村カエラが歌うと「息子」の風景が全く変わります。奥田民生バージョンよりも、誠実で真っ直ぐな感じがします。母親の目線から「息子」を見守る視点ですね。
奥田民生の父親目線と木村カエラの母親目線が交差して、両親からの愛情を感じることができる素晴らしいカバーになっています。
「民生さんの歌い方に合わせたり、低いキーなので音を外さないようにしました」と木村カエラ。「私には彼女のような天使の歌声がないので悲しい…」と奥田民生。
ぜひ、激シンプルな「息子」をじっくり聴いて見てくださいね♪心が打ち震えます。
「息子」の歌詞の最後が謎すぎる!意味をチェック!
それでは歌詞を見ていきましょう!
半人前がいっちょまえに
部屋のすみっこずっと見てやがる
おーメシもくわず なまいきな奴だ
出典: 息子/作詞:奥田民生 作曲:奥田民生
「半人前」とは「息子」のことでしょうね。まだまだ成長過程ですもの。その「息子」が部屋のすみをずっと見ています。何か思い込んでいるのですね。
悩みがあるのか、落ち込んでいるのか、ふてくされているのか、とにかく誰とも話したくないようです…。
今はひとりでいたいのでしょうね。そん気持ちになるということは「息子」は大人の階段を登っているということ。
「メシもくわずなまいきな奴だ」では「生意気」と「息子」に対しての気持ちを歌っています。「息子」に「ご飯食べるか?」と声をかけて無視されたのかも知れません。
好意を受け取ってもらえなかった悔しさとともに、「息子」の精神的な成長に対してよろこんでいる場面ですね。
「ちょっとムカつくけど、うれしい」という微妙な感情を非常に的確な言葉で表現しています。
いじめっこには言ってやりな
そればっかりはやってられないよ
君たちも 大人になりな
それだけ言えたらもうバッチリ男
出典: 息子/作詞:奥田民生 作曲:奥田民生
「息子」が部屋のすみっこをじっと見ていたのはいじめられたのが原因のようです。
いじめを経験している「息子」に何かアドバイスをしたいですよね。
自殺に追い込むほどの本当に酷いいじめならば、親が介入する必要もありますが、まずは自分自身で解決して欲しいと親は思うものです。
「いじめっこ」に対して「息子」はいじめを止めるために自分で行動しなければなりません。
親としては「息子」に自立してほしいので、どこまで親として行動すればいいのか非常に難しいです。
介入しすぎてもいけないし、まったくタッチしないのもダメですから。
「息子」には「バッチリ男」になって欲しいですからね。
「息子」は「君たちも大人になりな」といじめっこに言うことができたのでしょうか。気になります。
さらに、いじめられる可能性もありますが、いじめの連鎖はいつか断ち切る必要がありますよね。
俺なんかよりずっとイケる
べっぴんさんにきっとホレられる
もうそれだけは気合い入れてやりな
出典: 息子/作詞:奥田民生 作曲:奥田民生
おなかがすいたらすぐ忘れるくせに
出典: 息子/作詞:奥田民生 作曲:奥田民生