片思い進行形のあなたへ
「Wish Upon A Star」は、片思い中の女の子の心にグっと来るフレーズがいっぱいです。
どこを聴いても切なくて、好きな男性をひそかに思い続ける、女の子の気持ちがビンビン伝わって来ます。
好きな人を思いながら聴いてみましょう。きっと涙せずにはいられないのではないでしょうか。
寝てもさめても彼が大好き
もう寝ちゃったかな
まだ起きてるかな
何してるかな
テレビ見てるかな
今笑ってるかな
疲れてるかな
出典: Wish Upon A Star/作詞:Kana Nishino 作曲:Kentaro(Andersons),Dominika(Andersons)
はい、間違いなく「恋煩い」という病を発症しましたね。寝ては夢、起きてはうつつまぼろしの…ってヤツですよ。
どこにいても、何をしていても、大好きな彼のことが頭から離れない…こんなシチュエーション、あなたも経験あるのではないですか?
1日中彼のことを考えながら、テレビを見ても、音楽を聴いても、まったく頭に入って来ないんです。ふわふわと雲の上にでもいる様な状態でしょうね。
彼の一挙手一投足が気になり過ぎて…
あんなことをしてるだろうか… きっとこんなことを… いやいや、もしかするとこんなことも… とにかく、ずっとずっと彼のことを考えてしまいます。
恋愛中は、脳内にいろんな化学物質が分泌されると言いますが、それはきっと、「恋愛しなさい!」という恋のスイッチとも言えるかもしれません。
この歌の中に出て来る女の子は、まさに恋愛スイッチが押されたばかり。彼の行動をひとつひとつ想像しながら、いろんな思いを1日中馳せているのです。すごく共感できますよね。
話したいけど話しかけられず…
本当はもっともっと
聞いてみたいことがたくさんあるけど
今はただただ側にいられるなら
好きでいたい
出典: Wish Upon A Star/作詞:Kana Nishino 作曲:Kentaro(Andersons),Dominika(Andersons)
これもわかりますよね。わかり過ぎるくらいわかります。
好きな人ができると、その人のことをいっぱい知りたくなります。いろんなことを聞いてみたいし、自分の話も聞いてもらいたいもの。
だけどなんだか、すぐに行動には移せません。彼のことを見ているだけで精一杯、ただただそばにいられるだけの状況に、満足してしまいます。
毎日チャンスは何度も訪れるのに、けっきょく何もできずに終わってしまう。だけど彼のことが好きでしょうがない、ちょっとおとなしくて、恥ずかしがりやの女の子が浮かんで来ますね。
今の女の子はみんな恋に積極的だけど、こういうおくゆかしい女の子が意外と男の子は好きなんじゃないでしょうか?
じれったいくらい消極的だけど…
この女の子は、好きな人との距離を少しでも縮めたいという想いはすごくあるのに、自分でもじれったくなるくらい、行動することができないんでしょうね。
そんな自分が残念だし悔しいけれど、でも側にいられるんだから、それだけで幸せ…と、自分を納得させながら、毎日を過ごしています。
恋する女の子には、いろんなタイプの子がいるけれど、こういう女の子は、なんとなく好感が持てます。思わず応援してあげたくなります。こういうじれったさが、もしかすると片思いの醍醐味と言えるのかもしれませんよね。
このフレーズに全ての想いが詰まってる!
だから
どうかどうかあの人にもう少しだけ
恋人ができませんように
どうかどうかあの人にもう少しだけ
この想いが届きますように
出典: Wish Upon A Star/作詞:Kana Nishino 作曲:Kentaro(Andersons),Dominika(Andersons)
このフレーズこそが、この歌のいちばんの盛り上がりで、そして、いちばん、恋する女の子の情景が浮かんでくる部分と言えます。
そうなんです、いつもは「どうせ自分なんか」と卑下してしまい、振り向いてもらえるわけがないとあきらめていても、他の人には取られたくないもの。お願いだから、他の人を好きにならないでね・・と祈らずにはいられないのが、片思い中の女の子の胸の内です。
そして、いつかは自分もこの思いを彼に伝えて、そこから少し、今よりも近づきたいというのが恋心ですよね。これも片思いあるあるですね。
いつも祈る気持ちで…
絶対にかなわぬ恋だと思っていたとしても、好きな人が他の女の子と歩いていたり、話していたりするのを目にしたくはないですよね。
何もできないし、いつもただ見ているだけの自分が情けないけれど、できることと言えば、お願いだから、彼に好きな女の子ができたりしませんように…と祈るだけです。
片思いは、心が疲れてヘトヘトになる、本当に深刻な病ですね。だけど、好きな人はいた方がずっと幸せ。片思いでも、恋してない毎日よりも、ずっとずっと楽しいと言えますよね。
この歌詞は、好きな人ができて幸せなんだけど、他の女の子に取られたりしたらどうしよう…という恐怖心と、必死に戦っている女の子の歌とも言えます。