ミルミルのCMソングとして書き下ろした楽曲!
いきものがかりの「アイデンティティ」は、2019年4月12日にリリースされたシングル曲。
ヤクルトの商品「ミルミル」のために書き下ろされました。
「ミルミル」のCMには、いきものがかりの3人も出演しており、爽やかな歌声と演奏をCM内で披露してくれています。
健康を支えてくれる「ミルミル」と、爽やかなサウンドが特徴的な「アイデンティティ」。
そして、元気を与えてくれるような力強い歌声と演奏が見事にマッチしており、多くの人にパワーを与えてくれるCMになっています。
苦労や挫折を味わいながらも頑張る人たちを描いたMVが感動的!
「アイデンティティ」のMVでは、様々な「頑張る人たち」が登場します。
一人ぼっちでバレエの練習をしているけど、なかなか上手くいかない女性。
小さい子供の送り迎えをしながらサラリーマンをしている男性。
一生懸命仕事をしているけどミスをしてしまい頭を下げている女性。
雨の中、工事現場で必死に働いている男性。
大きな絵画のような作品を一人で作り上げようとしている男性。
どの人たちも苦労していたり挫折を味わいながらも、ひたむきに頑張っており、とても生き生きしているのです。
多かれ少なかれ、生きていれば失敗をして落ち込んだり、苦労ばかりで心が折れそうになることはあります。
それでも、このMVに登場する人たちのようにめげずに頑張る心を持てたら素敵ですね。
とても明るい気持ちになれるMVなので、ぜひチェックしてみてください!
自由に生きていこう!歌詞の意味を解説!
「アイデンティティ」の歌詞では、不器用だけど前向きに夢を追いかけて生きている人を描いています。
上手に生きられなくてもいい。
自由に夢を追いかけていい。
強がって生きなくてもいい。
そんな風に思える、心温まる歌詞は必見です。
心が落ち込んだ時や、頑張る気力がなくなってしまった時、ぜひこの歌詞に注目してみてください。
ということで、ここからは「アイデンティティ」の歌詞の内容について、筆者の解釈も交えながら紹介していきます。
1番の歌詞
自由に夢を描こう
わたしは今
わたしは今
夢中で生きていくんだ
こころよ自由になれ
出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
主人公は夢を叶えるために、全力で取り組もうとしていますね。
「自由になれ」というのは「窮屈な思いを捨てて自由に夢を追いかけていこう」という意味なのだと思います。
ひとつの夢を追いかけて夢中になるというのは、簡単なようで実はとても難しいこと。
子供の頃は自由に夢を描くことができても、大人になると現実的な考えのせいで消極的になってしまいがちです。
「どうせ頑張っても一握りの人しか夢にたどり着けない」
「今から頑張っても、年齢的に考えてどうせ無理」
「もし夢を叶えることができなかったら、負け犬のような人生が待っているのかな…」
こんな考えのせいで夢のチャンスを失ってしまう人は多いのではないでしょうか。
でも、ネガティブな考えを取っ払って、自由に夢を描く気持ちを取り戻すべきなのです。
理想にとらわれ過ぎるのは良くない
どうして上手に生きられないんだろう
愛しいものさえ大事にできずに
あなたが笑えば それでいいのに
無理していくつも望んでいたんだ
出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
この歌詞の主人公は、器用に生きることができなくて悩んでいるようですね。
一生懸命頑張っているはずなのに、その努力が全て空回りしてしまい、大事なものさえ守れない…。
そんな苦悩と戦いながら生きているのです。
「あなた」というのは、この主人公にとって、とても大事な人のことを指しているのでしょう。
自分の大事な人の笑顔さえ見られればそれでいい。
最初はそう思っていたはずなのに、理想が高くなりすぎてしまい、どんどん自分の首を絞めていることが分かります。
理想を高く持つこと自体は、素晴らしいことなのでしょう。
しかし、その理想にとらわれ過ぎてしまい、完璧主義者になってしまうと自分を苦しめる要因になってしまいます。
頭では分かっていても、理想と現実の自分を比較してしまい落ち込む人は多いのではないでしょうか。
悩んでいるのは自分だけじゃない
風吹く街はみんな ひとりきり
悩みもがいて明日を探している
わたしの胸も止まらず動いている
だから夢は終わりはしない
出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹