fhánaはアニメ「CLANNAD」つながり?
結成時のエピソードもユニークです。
初めて3人で会ったのはイベント帰りのメイド喫茶。
そこで、3人ともアニメの「CLANNAD(クラナド)」が大好きということが分かって意気投合!
さらに、「CLANNAD」のようなピュアで泣ける世界観をカッコいいサウンドで表現するというコンセプトも決まったそうです。
fhánaの透き通るようなクリアな世界観は、あの伝説的な号泣アニメ「CLANNAD」から生まれていたんですね。
ユニット名のfhánaは、ゲール語で「坂」という意味。
これも「CLANNAD」がゲール語が由来になっているという理由から名づけられています。
どんだけ「CLANNAD」なんですか。
もう!
アニメ「ぎんぎつね」を紹介
「tiny lamp」の歌詞の解説に入る前に、簡単にアニメ「ぎんぎつね」を紹介します。
原作は「ウルトラジャンプ」に連載中の落合さよりさんのマンガ。
2018年7月現在、単行本で13巻が発刊されています。
舞台は、とある町の小さな稲荷神社。
主人公はその神社の娘で、ひとに見えないものが見える「心眼」という能力を持った女子高校生。
その少女が稲荷神社を依り代としている銀ギツネの神使とともに、神職を目指して成長していく姿を描いています。
どちらかといえば、ほんわかした物語です。
「tiny lamp」の歌詞を解説
ランプは前向きにさせてくれる気持ち
私の生まれたこの場所この部屋で出会ったよ
古ぼけたランプは今も優しい光を照らしてくれる
ずっと昔から紡がれてきた時間を
気付かせてくれた
出典: tiny lamp/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
アニメが大好きでいつかテーマソングを手掛けたいと思っていたfhánaです。
ですから、もちろん歌詞も「ぎんぎつね」に寄り添っています。
タイトルの「tiny lamp」は小さなランプという意味です。
このランプはアニメでいうところの神使の「銀ギツネ」。
銀太郎を指しています。
銀太郎はどちらかといえばツンデレキャラですが、主人公が困っているときにそっと背中を押すような存在です。
つまり、ランプは自分のこころの中にある前向きにさせてくれる気持ち。
誰もが持っている夢や勇気のようなものでしょう。
何かに悩んでいるときとか、自分の中のもうひとりの自分に聞いてみるような感覚ってありませんか。
そんなときのもうひとりの自分って、正しい道を示しますよね。
それは、自分が小さかったころに思い浮かべていた理想の自分みたいなもの。
もしかしてそれは、お父さんやお母さん。
そのお父さんのお父さんやお母さんからのように、ずっと受け継がれてきたものかもしれませんね。
「古ぼけた」には、そんな意味も込められているように思えます。
不安を拭う心の中の自分
胸に灯そう 心の中のランプ
今隠れてた絆照らし
私にそっと囁きかけるよ
Ah「僕はいつもここだよ」
差し伸べた手ほら 繋いだら君に言おう
言葉は「君を信じているから…」
この手を離さないでいて
出典: tiny lamp/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
この歌の主人公も迷いや悩みを抱えていたはずです。
そんな時に思い出したのが、心の中にあった自分の気持ちです。
それをもう一度、強く思い出そうとしているんです。
そして、何かを決断しようとしています。
でも、やっぱり不安なんです。
だから、自分の決断に対して、背中を押してもらいたいと願っています。
心の中の自分に。
そうやって、決断するための勇気をもらおうとしているんですね。
失くしたのは純粋な気持ち?
日の暮れた街で大切な何かを
失くしたの
それはちっぽけだけど目には
見えない確かな価値のあるもの
いつも君がほら見つけてくれた
答えを示す地図描いて
出典: tiny lamp/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
失くしたものはなんでしょうか。
目には見えないけど、大切な何かです。
夢や願いだと大きすぎるような気がします。
やる気みたいなものでしょうか。
メラメラした感じじゃないと思います。
何かを目指して、何かを叶えようとして「やってやる」と誓った純粋な気持ちみたいなものです。
小さかったころや昔のときの気持ちだと思います。
だって、情景がセピア色だから。