ゆずってどんなアーティスト?

ゆずの「友 ~旅立ちの時~」が泣ける卒業ソングとして人気!感動的な歌詞の意味・合唱用楽譜も公開!の画像

ゆずは、神奈川県で路上ライブから始まった、二人組のフォークソングミュージシャンです。

最初に路上ライブをしていたのは、サブリーダーの岩沢さんでした。

それを見たリーダーの北川さんが、一緒にやりたいと持ち掛け、岩沢さんは、あっさりとOKしたそうです。

フォークギター、タンバリン、ハーモニカを主に使い、世界中にラブ&ピースな楽曲を送り出しています。

彼らの特徴といえるのは、やっぱり、素敵過ぎるほどのハモりです。 声質の違う二人のハモりは、たくさんの人の心を癒し、元気を与えてきました。

「友 ~旅立ちの時~」ってどんな曲?

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この曲、ライブツアー直前に、東日本大震災が起こったのが始まりでした。

その災害のため、ツアーを縮小して回ることになります。

震災という大変なことが起こっているのに、音楽を鳴らしてもいいのかと、不安そうなスタッフたちの背中を押すために作りはじめました。

しかし、日記を書くようにポツポツと作り進めていくうちに、東日本大震災で大変な思いをしている人達に、この曲を届けられないかと思うようになったそうです。

そして、急遽決まった東北ライブツアー限定で、初披露しました。 なので、最初は気持ちが先行した曲で、リリースするつもりもなく、作られました。

その後、 NHK全国学校音楽コンクールの曲を作って欲しいと言われ、色々考えた結果、この曲を、たくさんの人に聞いてもらおうと言うことになりました。

なので、子供たちの心の中にスッと入っていけるような曲にしたいと思ったそうです。

やりすぎにならないよう、シンプルな言葉や曲にバージョンアップしたことにより、ゆずの中では過去に無いくらいハモりが少ない曲になりました。

よって、出来事を介しながら自然に無理なく進化して、作り込まれて出来上がった曲なので、シングルでこの曲をリリースするまで2年半かかっています。

そして、特徴的なのが、1発録りでレコーディングされているということです。

楽器も歌も同時に鳴らして録ることによって、その瞬間的の曲の素晴らしさを残したかったそうです。

その後、合唱コンクールで課題曲として歌われ、卒業ソングとしてよく使われるようになりました。

歌詞に込められた意味とは?

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見上げる空は・・・

友 今君が見上げる空は どんな色に見えていますか?
友 僕たちに出来ることは 限りあるかも知れないけれど

出典: 友 ~旅立ちの時~/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

晴れた空でも、嫌な気持ちになるときもあるし、曇り空でも、なんかいいなと思う時があって、それは人それぞれ気持ち次第で見え方が変わります。

そんな空を、友達やスタッフも、災害で苦しんでいる人たちや、青春時代を過ごす子供たちには、どんな風に見えているのでしょか。

自分のできることは少ないかもしれないけれど、僕たちができることは、歌や音楽で想いを伝えること。それが応援に誰かの力になれることだと思っているから、一生懸命届けたい。

そんな気持ちが込められているように思います。

ふと、誰かのことを思い出し、今何をしているのかなと思うことってありますよね。

大切な友人が困っていたら、できる限り力になりたいと思いますよね。

そんな誰しも思うような、共感できる気持ちを、誰にでも理解できるような簡単な言葉で表現しているように思います。

旅の意味

確かな答えなんて 何一つ無い旅さ
心揺れて迷う時も ためらう気持ちそれでも
支えてくれる声が 気付けば いつもそばに

出典: https://twitter.com/DukeSyu/status/927287024075227136

最初の「旅」というのは、東日本大震災後すぐの「ライブツアー」のことだったのではないでしょうか。

そんな大変な時に、音楽をしていていいのだろうかと、不安になったスタッフのために書いた一文だったのではないかと思わせる言葉です。

応援してくれるファンの声に気付いて欲しい、そんな気持ちを感じます。

しかし、この曲は進化し、「旅」に「復旧」「人生」なんて言葉の意味も増え、たくさんの人の気持ちを歌っているように思えます。

誰しも、迷い、立ち止まることがありますが、周りをよく見れば、助けてくれる人支えてくれる人が、そばにいるということに気付くと、とても心強い気持ちになりますね。

応援する気持ちを・・・

友 進むべき道の先に どんなことが待っていても
友 この歌を思い出して 僕らを繋ぐこの歌を

出典: https://twitter.com/gashokyoku_bot/status/854934201488953344

ツアーを続けることによって、バッシングされ落ち込むこともあるかもしれない。

でも、一人の責任じゃない。僕ら仲間で決めたこと。

最初の気持ちを忘れないためにこの歌を残すから、なにか辛いことがあったら、この歌を思い出してほしい。

そんな風にも思える歌詞です。

ゆずの大切な仲間を思う優しがにじみ出ているように感じます。

また、世界中に発信する意味として、誰かを応援する人の気持ちが描かれたこの歌詞は、ゆずが大震災で苦しむ人々へ、そして思春期の子供たちへのメッセージとも言えるでしょう。

卒業ソングに納得の歌詞

明日の行方なんて誰にも分からないさ 風に揺れる花のように
確かめ合えたあの日の 約束胸に信じて
未来へ 歩いてゆくよ

出典: https://twitter.com/gashokyoku_bot/status/842184041151389697

この先なにがあるかは、誰にもわかりません。

けれど、風に揺れて折れることなく、しっかりと立って前を向いていてほしい。

初心を忘れず、仲間を信じて、歩いて行こう。

そんな気持ちを感じます。

特に、ここの歌詞は、語り合った友と別れを告げて、未来へ向かっていくような気持ちにさせるので、

卒業ソングとしてよく使われるのが、とてもよくわかるところです。