いなくなったことを実感した瞬間
声が聞きたくなって あなたの真似をして笑った
4時49分 ありふれた景色が変わった
出典: 1106/作詞:松本健太 作曲:松本健太
大切な人がいなくなって寂しくて、悲しくて、その存在を確かめたくて行動をおこすこと誰にでも経験したことがあるはず。
声が聴きたくて、あなたの真似をする。笑うという楽しい行為のはずなのに、同時にどうしようもない切なさも感じます。
4時49分というはっきりとした時間を覚えているのは、大きなショックのせいでしょう。
KENTAさんは大切なものを失って、世界が変わって見えたことを描いています。
いなくなって思うおじいちゃんの凄さ
大人になって気づく
子守唄はトントン船の音
沖に向かう 晴れの日も雨の日も曇りの日も
子守唄はトントン船の音
沖に向かう 晴れの日も雨の日も曇りの日も
波に揺られて・・・
風は冷たく格子戸揺らす 隙間風で冷えた身体を
弱音ひとつ吐かず海へと向かう
平気なフリに何度助けられただろう
出典: 1106/作詞:松本健太 作曲:松本健太
同じフレーズを歌いますが、はっきりと死を実感した前と後では印象は違って聞こえてきます。365日どんな日もいつもと同じように漁に出ていったおじいちゃんは、まさに海の男。
ですが、それが平気だったわけじゃないと大人になって気づいた歌詞ですね。
そして、どんな日もいつも変わらないでいてくれることがどれほどありがたいのかを教えてくれます。
あなたにもわかるぐらい精一杯生きていくからね
遠く驚くほどに遠く 旅立つあなた遥か彼方
ねぇ想うように歌えばいいと 思い通りにならない日を
何処に居るかわかるように 気付くように手を振る・・・
碇をおろした場所からも 見えるように手を振る・・・
出典: 1106/作詞:松本健太 作曲:松本健太
気付くように手を振るというのは、自分の存在をアピールしていくということ。どんな場所からでもわかるようにアピールするには、とてつもないパワーが必要です。
碇を下した場所というのは、おじいちゃんの船が止めてある場所=天国からも見えるようにということですね。
どんな場所からでもわかるぐらいおじいちゃんの言葉で続けてこられた歌を掲げ、全力で生きて歌っていくよという決意がわかります。
MVにもこだわり
MVが撮影されたのは、おじいちゃんが漁に出ていた地元熊本の天草の海でした。
おじいちゃんが生活してきた海でどうしても撮りたくてKENTAさんは「地元の海で撮影ができないならしなくていい!」とまで言ったようです。
「晴れの日も雨の日も曇りの日も」という歌詞通りの天候に恵まれ、すべての場面が撮影できたという奇跡のMVもチェックしてみましょう!
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