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2017年07月09日更新

WANIMA「ともに」歌詞の魅力とその意味とは?

2016年8月に発表されたWANIMAの「ともに」。ニベア花王「8×4」のCMソングに起用され、コアなファン以外にもWANIMAの音楽が広く知られるきっかけになった曲です。 今回は「ともに」の歌詞の魅力とその意味に迫ってみましょう。

WANIMAってどんなバンド?

WANIMAKENYA(ボーカル/ベース)、KO-SHINギター/コーラス)、FUJIドラム/コーラス)の熊本出身の3人からなるパンク・メロコア系バンド


2010年に結成され、2014年に現在所属するPIZZA OF DEATH RECORDSと契約し、ミニアルバムCAN Not Behaved!!」でデビューしました。


各地のフェスに出演を重ねてファンを増やし、2016年に財津和夫の名曲「切手のないおくりもの」のカバーがカーセンサーのCMで使われたことで、一躍注目を浴びます。


2016年「ともに」、2017au三太郎シリーズCMソング「やってみよう」とタイアップが相次ぐWANIMA20173月にはさいたまスーパーアリーナでのワンマンも成功させ、今、まさに勢いに乗っているバンドです。

「ともに」はこうして生まれた

WANIMA初となる、CMのための書き下ろし曲

「ともに」は「8×4」のCMのために書き下ろされた曲。制汗剤のCMらしく、部活のシーンに合わせてこの曲が流れています。スポンサー側からは「青春・部活・汗」をテーマにしてほしいというオーダーがあったとのこと。


WANIMAにとって、テーマに合わせて曲を書くのは初めての経験とのことで、作詞を担当したKENYA「テーマの言葉をそのまま使わずに曲を作りたかった」と当時を振り返っています。


自身も学生時代は体育会系の部活に入っていたというKENYA。青春のキラキラした部分だけではなく、部活のキツい練習やいつも笑顔の仲間の心の中といった部分も歌詞に盛り込もうと考えました。

なんか僕の中では青春ってキラキラしたイメージももちろんある一方でその裏には......実際、部活の練習もきついことがたくさんあったし、笑う人ほど暗闇を持っていると思うので、"頑張れ"とか"大丈夫"って言葉を使わずに作れないかなと思って、今回は言葉を詰め込んだんです。

出典: http://gekirock.com/interview/2016/08/wanima.php

パンキッシュなサウンドに乗るKENYAのクリアな歌声

WANIMAの魅力ともいえるのが、外見に似合わない(笑)KENYAの爽やかでクリアな歌声。パンク以外のジャンル(本人たちは、パンクやメロコアにこだわっているわけではないようですが…)の歌も聴いてみたくなります。


そんなKENYAの声とシンプルで力強いサウンドが合わさると、「パンクはちょっと苦手かも……」という人の耳にもスッとなじみやすくなるのが不思議なところ。WANIMAのCM起用が続く理由も、このあたりにあるのかもしれません。


「ともに」もパンクサウンドでありながら、ポップな仕上がりになっていて誰もが口ずさみやすい曲。WANIMAのメンバーたちも、曲を作るときには「みんなで歌える」という点を大切にしているそうです。

誰にでも覚えのある「青春に潜む影」

それでは、さっそく「ともに」の歌詞を見ていきましょう。

繰り返し歌われる、懸命に生きる姿勢

「ともに」の中で、繰り返し出てくる歌詞があります。

涙こらえ笑って生きてる 崩れそうになりながら毎日びびってる
疲れ果てるまで繰り返す きっと ずっと

出典: https://twitter.com/WANIMA_bot/status/851747711539830785

どれだけ過去が辛くて暗くても
昨日よりも不安な明日が増えても
悩んだり泣いたりする今日も 進め君らしく 心踊る方

出典: https://twitter.com/WANIMA_bot/status/882565683367657472

学生はもちろん、青春時代を懐かしく思う大人たちも「わかるわかる」と共感を覚える人が多い部分ではないでしょうか。今、これを書いている私自身は「青春」からずいぶん遠く離れてしまいましたが、じつはこの歌詞のような心境って、大人になっても持ち続けているかもしれないと思いました。 


自信満々で生きている人なんていない。みんな崩れそうでびびりながらも笑って生きている。みんなそうなんだよ」と、励まされている気分になりますね。

KENTAの過去を投影している?

私がこの歌を聴いて、いちばん心に残ったのは次の部分です。

あたりまえのいつもの笑顔
平気なフリに何度 騙された?
何気ない一言でさえ…
後悔してるいま頃

出典: https://twitter.com/tmmsksk08/status/775719140996763653

この歌詞の直前の部分から、この歌の主人公が「あの頃=学生時代」を思い出していることが読み取れます。いつもニコニコ笑っている仲間が、じつは平気なフリをしているだけで、じつは悩みや苦しみを抱えていた。言葉の端々でSOSを出していたのに、自分はキャッチしてあげられなかった…。そんな主人公が思い浮かびました。


この主人公はKENYA自身であり、この曲を聴いている人の中にも同じような経験をした人がたくさんいるのではないでしょうか。


この歌詞こそ、KENYAが語った「キラキラだけじゃない、青春の影」なのかもしれませんね。

レコーディング前日に熊本地震発生!東京で彼らは…

この曲のレコーディング前日、故郷の熊本で地震が発生します。しかし、東京にいるWANIMAのメンバーは何もできません。レコーディングの当日まで未完成だった歌詞に、どうしようもできないもどかしさを言葉に変えて付け加え、この歌は完成します。その部分がこちら。

生きて耐えて時に壊れ泣いて迷う影に笑顔咲き誇る 生きていれば…命さえあれば…

出典: https://twitter.com/WANIMA_bot/status/847791563874869248

「命さえあれば」という部分、歌詞だけ見るととても重く感じますが、KENTAの爽やかな歌声のおかげで重さが中和され、聴く者の心にスッと入ってきます。

タイトル「ともに」の意味を考えると…

歌詞を読み解いてみて、ふと「タイトルの『ともに』ってなんだろう?」という疑問が生まれました。「ともに唄う」という歌詞が登場しますが、歌詞全体を読むと、主人公と学生時代の仲間たちは現在、離れているように思えます。


青春時代の苦い思いを抱いたまま、自分らしく生きていこう。遠く離れているけれど、同じ時代をともに生きているんだ


そんな思いを「ともに」というタイトルから感じました。

最後に

パンクやメロコアという枠で捉えるのがナンセンスなぐらい、WANIMAの歌は世代も音楽のジャンルも飛び越える力を持っています。安易な表現を使わず、自分らしい表現にこだわった歌詞だからこそ、聴く人の心に響くのでしょう。

JUICE UP!!

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