WANIMA 「やってみよう」
人気バンドが歌うauのCMソング
熊本出身の3ピースロックバンド・WANIMAは、明るく楽しげなライブパフォーマンスと底抜けにポジティブな楽曲が若い世代を中心に大人気になっている、今最も勢いのあるバンドのひとつです。
弾けるようなサウンドやうきうきしてくるメロディが特徴的な彼らの配信限定シングル「やってみよう」は、auのCMソングにも選ばれています。
昔話のキャラクターたちが賑やかな日常を送るこのシリーズもののCMの世界に、WANIMAの明るくてアップテンポな音楽はぴったりですね。
童謡「ピクニック」のロックアレンジ
そんな彼らの楽曲「やってみよう」ですが、どこかで聴いたことのあるメロディだな……?と思った方も多いのではないでしょうか?
実はこの曲はイギリスの童謡「ピクニック」をロック風にアレンジしたものなんです。
「丘を越え行こうよ」から始まる歌詞や思わず足踏みしたくなるような陽気なメロディは、日本でも子どもの頃から親しまれている懐かしいものですよね。
そんなこの曲は童謡らしく短いパートが4番まで続くという、邦楽ではちょっと珍しい曲構成となっています。
そして、その1つ1つのパートにテーマやメッセージが込められています。
興味があることに純粋に挑戦してみよう
まずはやってみませんか?
正しいより 楽しい
正しいより 面白い
やりたかったこと やってみよう
失敗も思い出
はじめよう やってみよう
誰でも最初は 初心者なんだから
やったことないことも やってみよう
苦手な相手とも 話してみよう
知らなかったこと 見たことないもの あたらしい 楽しい
出典: やってみよう/作曲:イギリス民謡 作詞:篠原誠
1番でのメッセージは「正しいことよりも楽しそうなことをやろう!」というものです。
学校に通ったり仕事をしながら毎日を送っていると、ついつい物事を「正しいかそうでないか」の基準で判断してしまいます。
「~するべき」「~しないといけない」という考えで暮らしていると、いつのまにか「楽しそうだから~したい!」という純粋に何かに取り組む気持ちを忘れてしまいますよね。
そして大人になっていくほどに「失敗したらどうしよう」「間違えたら嫌だからやらないでおこう」と慎重になってしまって、やりたいことに挑戦する勇気や気力が減っていってしまいます。
そんな私たちに対して、WANIMAは「失敗したっていいじゃん!やりたいことやってみようよ!」と明るく励ましてくれています。
まずは、とりあえず、やってみようかな。と、背中を押してもらったような気持ちになりませんか?
高い山でも一歩ずつ登ってみよう
進んでみればきっと何か変わる
悲しいときは 笑って
寂しいときは 声出して
雨はいつまでも 続かない
土砂降りも楽しもう
踏み出そう よじ登ろう
高い山ほど 絶景が待ってるから
遠回りの道を 選んでみよう
険しい峠には 何かがあるさ
ありえなかったこと 出会わなかった人 あぶなっかしい 楽しい
出典: やってみよう/作曲:イギリス民謡 作詞:篠原誠
そして興味をもったことに一歩目を踏み出した後は、その道を「進んでみよう」とまたWANIMAは応援してくれています。
辛くて表情が暗くなってしまうときでも、笑顔を作って明るい声を出してみると意外となんとかなるものだったりします。
人生の中で雨の時期が来ても、その雨すら楽しもう!というポジティブな気持ちを届けてくれる歌詞です。
山を登ったきつい道のりの先には素晴らしい景色があります。
そんな山登りを人生に例えて、WANIMAは私たちに元気をくれています。
元になった童謡「ピクニック」のタイトルにも通じる部分がありますね。