【Forever Young/[ALEXANDROS]】歌詞の意味が気になる？PVと合わせて徹底紹介

2番のAメロで一番大切な歌詞は、最後の2行ですね。

少し認知心理学的な話をすると、私達の「喜怒哀楽」という感情は、出来事に直接反応して生まれるのではなく、その出来事にどんな「意味」を付けるかで生まれます。

例えば、「第1志望の会社の就職試験に落ちた」という出来事があったとします。

そこで「ああ俺の人生もう終わった！」という意味を付ければ、そこには「絶望や苦しみ、怒り」が生まれます。

一方、「落ちた事はとても悔しいし残念だけど、これは自分が足りなかった部分を鍛えるための試練なんだ！」という意味を付ければ、そこには「やる気」が湧いてきます。

一見「奈落の底」に見える出来事が、実は「楽園への道」だったりするのです。

そして自分の環境を「奈落の底」にするのも、「楽園への道」にするのも、自分が心の中で「出来事」にどんな「意味」を付けるのかで決まってきます。

最後の行の歌詞を読み解けば、「成功するには苦しみは必須だ」という意味になりますよね。そうすれば、「苦しい時＝自分が成長している時」と客観的に捉える事ができるようになります。

2番のサビでは、先程解説した「出来事への意味付け」の大切さが、更に語られていますね。

皆さんも1度こう自分に質問して下さい。「自分が最も成長できた時はいつか？」と。

毎日ダラダラとテレビを見ているような平穏な日々、苦労もなく楽しくて仕方がない日々は、残念ながら成長はありません。

乗り越えられないと思った試練を乗り越えようとする日々の中にこそ、成長の種は蒔かれるのです。

この歌詞をちょっと年寄り臭い言い方に変えれば、「苦労は買ってでもしなさいよ」という事を伝えていますね。

もうちょっとサビが続きますので、歌詞を最後まで見てみましょう♫

[ALEXANDROS]の楽曲の構成は、常識に囚われない事が多いのですが、今回の曲もその1つ。何とBメロがないんです！

それだけに、繰り返されるサビがとても印象に残ります。

「終わり」というのは、「結論」と言い換える事もできると思います。でも、「それが見えたら果たして楽しいの？」という逆説的な問いを歌詞から感じる事ができますね。

「何かに挑戦していく過程」に最高の意味があるんだよ！と、[ALEXANDROS]は伝えたいのでしょう。それは夢への挑戦かもしれないし、絶望から這い上がるプロセスかもしれません。

「Forever Young」は、全てを受け入れて前に進む強さをくれる勇気をくれる1曲です。