そもそも『水曜日のカンパネラ』って?
メンバー
『水曜日のカンパネラ』は2012年に結成された音楽ユニットです。
ステージでパフォーマンスするのはボーカルのコムアイのみですが、彼女と作曲・編曲担当のケンモチヒデフミ、そしてマネージャー兼ディレクターのDir.F(ディレクター・エフ)の3人組のユニットとなっています。
元々はグループ活動を予定していましたが、早々に他のメンバーがやめてしまい現在のコムアイ1人でのパフォーマンスという形になりました。
コムアイ自身は『水曜日のカンパネラ』結成までは音楽活動を行っておらず、大学卒業後は普通の社会人になると思っていたそうです。
因みにコムアイというのは彼女が元々使っていたTwitterアカウント名の「KOM_I」からきているそうです。
音楽性
『水曜日のカンパネラ』の音楽性の特徴と言えば、やはり本格的なエレクトロサウンドとコムアイが作り出す独特な中毒性でしょう。
一度聴いたら何度も脳内でリピートされてしまうような中毒性、意味がよくわからない奇妙な歌詞、コムアイの覇気の無いか細い声から繰り広げられるラップ。
すべてが合わさることによって、他では感じることのできない芸術的で奇妙な世界を体感することが出来ます。
この芸術性が世の中のサブカル好きの目に止まり、瞬く間に人気に火が付いたのは言うまでもありません。
因みに、ライブ中に鹿の解体を始めるというような過激なパフォーマンスでも注目されています。
「アラジン」という楽曲について
収録CD
この曲は2016年に発売されたメジャーデビュー後初のデジタルシングル『SUPERKID』の1曲目に収録されています。
また2017年発売のメジャー1stアルバム『SUPERMAN』の1曲目にも収録されており、メジャーデビュー後の代表的な楽曲となっています。
Mステでの理解不能な演出!?
デジタルシングルが発売された直後に、「アラジン」でミュージックステーションに登場しました。
可愛らしいルックスからは想像つかない独特な世界観や過激な演出が、普段彼女のことを知らないお茶の間の人たちに衝撃を与えました。
特に、曲のラストでコムアイが白目をむいて失神する演出はお茶の間に衝撃を与え、ネットでは放送事故と言われています。
MV
ボウリング場で撮影されたMV
この曲のテーマ「擦る」にちなんで、ボーリングのピンの前で魔法のランプを磨くかのようにボーリング玉を熱心に磨くシーンから始まるMV。
監督はこれまでの彼女の映像作品を手掛けてきた山田智和氏が担当。
コムアイがボーリング場を縦横無尽に暴れていくシーンが印象的です。
全体的にコミカルなダンスや演出で、間にちょいちょい下ネタ的なものが入っているのも彼女らしいですね。
途中にコムアイが全身をモップで包まれた衣装で登場するといったようなポップな演出もあります。
MVを観ても正直理解不能な点は多いのですが、そういう不可解さも彼女の魅力の一つです。
因みにこのMVの撮影に際は、営業時間外で撮影を終えるはずが、楽しすぎて営業時間までに終わらず営業時間に差し掛かってしまい、おじいちゃんボウラーに見守られながら撮影を続けていたそうです。
歌詞情報
この「アラジン」という楽曲についてコムアイは以下のように語っています。
ランプを擦るとジーニーが出てくるけれど、もし出てこないランプだった場合、それはただの掃除なので、アラジンは研磨材の歌になりました。
出典: http://natalie.mu/music/news/207601