『ミツコ』について
アルバム『シネマジャック』収録
テクノ・ドラムンベース・ポップス・ロックなど、幅広い音楽性を感じせるクオリティの高いサウンドとユニークな歌詞が特徴の「水曜日のカンパネラ」。
主演・歌唱を務めるコムアイの圧巻のパフォーマンスやキャラクターも魅力です。
そんな水曜日のカンパネラの「映画」をテーマにして作られたミニアルバムが『シネマジャック』です。2014年2月にリリースされました。
さまざまな表情を見せるコムアイの歌声が楽しめる作品として人気が高いです。この作品のリード曲は『モスラ』と、今回紹介する『ミツコ』。
『ミツコ』は水曜日のカンパネラの楽曲の中でも、特に作り上げることが難しかった楽曲なのだそうです。
リズミカルで流れるようなサウンドの中にミステリアスな質感があり、エロスを感じさせるコムアイのリリックとの相性が抜群です。
水曜日のカンパネラの代表曲の1つといって間違いないでしょう。
渋谷でのゲリラライブが話題に
ミニアルバム『シネマジャック』の発売に合わせて、2014年3月11日に敢行された渋谷でのゲリラライブが大きな話題を集めました。
渋谷でいきなりコムアイがあらわれたらびっくりしますよね。動画を見ると、やっぱり街の人々は驚いています。
シネマジャックに収録された『ランボー』『二階堂マリ』と、もちろん『ミツコ』も披露されました。
この動画を見るだけで、コムアイの唯一無二の魅力が十分に伝わってきます。
PVをチェック
『ミツコ』の頭に残るPVの見どころについて紹介します。
コマ撮りを多用したクールな映像
『ミツコ』のPVは、コマ撮りを多用したクールな映像です。雨宮透貴が監督を務めています。
カクカクとした映像の中に、突然あらわれるコムアイにとても鮮やかな印象を受けるでしょう。
コムアイは『ミツコ』が映画を題材としているため、映像がその映画に沿ったものになるのではないかという心配があったと語っています。
しかし、できあがった映像は「エキサイト翻訳を逆翻訳して、意味わかんない言葉が出てきた時の感じ」と思ったそうです。
とてもユニークで水曜日のカンパネラらしいPVだと思います。
ロケ地は吉祥寺?
街並みが印象的なPVなので、ロケ地が気になったという方も多いでしょう。
この『ミツコ』のロケ地は、吉祥寺と代々木公園あたりではないかと言われています。
最初の雑多な街は吉祥寺とよく似ていないでしょうか。ハモニカ横丁らしきところも映っています。
渋谷区円山町を舞台にした曲なのに、渋谷ではないという所が面白いですね。
園子温の映画にインスパイアされた楽曲
『ミツコ』は、映画『恋の罪』にインスパイアされたと言われている楽曲です。気になるその真相に迫りたいと思います