『ボールルームへようこそ』では、主人公がヒロインであり、現アマチュアチャンピオン&アマチュアランキング1位の少女の花岡 雫に恋に落ちたこともダンスへとのめり込んでいくきっかけになりました。

そのため、雫の手を握った時には、最初とても照れているシーンもありましたね。

しかし、踊る前までは手を握るだけで照れていてもダンスになると存在感を発揮する多々良が奇跡的な演技を見せるように、「僥倖なリズム」を見せるという歌詞

僥倖とは、偶然に得る幸せなどを意味するものです。

偶然の出会いが導いたダンスへの道ですが、少年にとっては運命だったのかもしせませんね。

「君がどんな風に世界と踊るのか勿体ないからちょっとずつ教えて欲しいんだ」という歌詞は、ダンスを通じて、雫のことを知りたいという多々良の感情も入っているのでしょう。

そして、「こんな君を近くで見れるのは有史以来僕だけかも」というのは、体を合わせて躍る社交ダンスの距離と、二人の心の距離、が近づいていくことを表しているのかもしれませんね。

動揺しても、同じくらいの興奮で前へ進め!

ありえない動揺で足元がおぼつかないなら
興奮を同じ数ぶつけて消しちゃおう
君がどんなフレームに僕を入れるのか
知りたいけど4年ぐらいは後でもいいか

出典: https://twitter.com/aiganaiusagibot/status/909546160276172800

「ありえない動揺で」という歌詞は雫のパートナーの天才ダンサーである兵藤清春が、大会の直前で姿を消して、その後自分の代わりに出場した多々良のダンスを見て火がついたように、動揺でうまくいかない時には、同じくらい刺激を与えて、上のステージに行けばいいという歌詞でしょう。

そして、「4年ぐらいは後でもいいか」という歌詞は、主人公とヒロインの少しずつ進んでいく関係性を表しているのでしょう。

最終的には友人なのか、恋人なのか、ダンスのライバルなのか...そんな物語の行方が気になるような歌詞ですね。

ひとつまみの勇気でロマンスは加速する!!

ひとつまみくらいの勇気で
ロマンスは加速していくかしら
運命に踊らされるぐらいなら
いっそ地球の自転を急かしちゃうくらいの
BPMで1.2.1.2

出典: https://twitter.com/__usg__unison/status/914357594143170560

前の歌詞の解釈で、主人公とヒロインの少しずつ進んでいく関係性を表現しているという解説をしましたが、この部分では、そんな関係性が、ほんの少しの勇気で加速していくなら、運命に踊らされて、うまくいかなくなる前に、自分から行動を起こそうと言っている歌詞です。

アニメの物語に沿って解説しましたが、現実でも、少しの勇気を出しておけばその先の未来は変わっていたのに、それができなかったがために、運命とも言えるようなうねりによって、そのチャンスは一生ないというようなことも多くあると思います。

思い立ったらまず挑戦してみようというようなメッセージもあるのでしょう。

「10% roll, 10% romance」の意味!

10% roll, 10% romance/UNISON SQUARE GARDEN歌詞を徹底解釈!の画像

ジャケットには10%という文字と、ボルトをスパナで回す様子が描かれていますが、「10% roll, 10% romance」の"roll"には、回転させて向きを変えるという意味があります。

また、"roll"には"Let's roll!"(さあ、始めよう!)という言い回しもある通り、始めるという意味もあります。

そして「ひとつまみくらいの勇気でロマンスは加速していく」という歌詞もありましたが、この曲名は、10%向きを変えるように、少しの勇気を出して行動を起こせば「ロマンス」(恋愛)は加速し、また、少しの勇気を出して何かを始めれば人生は変わるということを表しているのではないでしょうか。

主題歌として起用されたアニメ『ボールルームへようこそ』の主人公が少しの勇気を出してダンス教室に行ったことで人生を変える出会いがあったように、10%の勇気を出すか出さないかで、人生は変わるというの真実といえるでしょう。

この曲を聴いて、少しでも気になることや気になる人がいるなら、少しだけ勇気を出してみてはいかがでしょうか。

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