オリンピックテーマソング最強のナンバー
歴代最強の”五輪ソング”1位
1988年のソウル大会からスタートしたオリンピック中継のテーマソングの中で最強の五輪ソングとして栄えある1位に輝いたのがゆずの「栄光の架橋」です。
2位の大黒摩季「熱くなれ」(1996年NHK「アトランタオリンピック」)や3位のいきものがかり「風が吹いている」(2012年「NHKロンドン五輪放送」)から群を抜いて選ばれました。
神実況とともに歴史に名を刻んだ名曲
そして「栄光の架橋」というタイトルと曲を記憶に焼き付けたのはアテネオリンピックで28年ぶりに日本代表の体操男子団体が金メダルを取った時の刈屋アナウンサーの実況です。
28年という長い間常に悔しい思いをし続けてきた体操男子の夢がかなった瞬間は何度見ても涙がこみ上げてきます。
まさに神実況ですね。
この言葉は流行語大賞にもノミネートされ、オリンピックといえばこの曲!となりました。
動画ではちょうど1分ごろに注目です。
長く愛される名曲
2004年7月22日にリリースした21thシングル「栄光の架橋」
前作の「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」から2か月も経たないうちに発表されたこの曲はゆずが初めて依頼を受けてから作った曲でかなり苦労したそうです。
オリンピックという夢の舞台に向かう選手を少しでも応援したいという想いが強かったからこそ、選手の気持ちがわからず悩んだと語ります。
そんな時ふっと辿り着いたのが「選手も同じ人間」だということ。
自分たちがゆずとして歩んできた中で感じたものを書こうと決めて作られた曲は私たちにも歌詞の内容がより身近に感じる曲になりました。
再生動画回数はどれくらい?
「栄光の架橋」の歌詞
1番
誰にも見せない泪があった
人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった
けれど確かに歩んで来た道だ
出典: 栄光の架橋/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
始まりはしっとりとピアノの旋律から始まります。
「なみだ」という言葉を「泪」と表現するところが北川悠仁さんらしいですね。
「涙」と「泪」は同じ意味ですが「涙」は発音から出来上がった漢字で「泪」は目から涙がこぼれる状態を見て作られた漢字です。
我慢してもこぼれてしまうような目からあふれる滴が想像できます。
「誰にも見せない泪」「人知れず流した泪」と表現されている誰かに知られたくないと思う「泪」はきっと「悔し泪」ですね。
自分のふがいなさや至らなさから泪があふれてきたことは誰もが経験したことがあるはずです。
その経験はいいものではないけれど紆余曲折して辿り着いた今の自分を作ってくれたのは他でもないその経験たちなんだと語ります。
あの時想い描いた夢の途中に今も
何度も何度もあきらめかけた夢の途中
出典: 栄光の架橋/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁