「もっと強く抱きしめたなら」はWANDS最大のヒットとなった名曲！！歌詞の意味・MVを公開！

まだCDが売れていた時代ですがとんでもない記録です！

当時WANDSは優等生的な雰囲気のロックバンドで売っていました。さらに売上を伸ばしたことでしょうね♪

しかし、実はボーカル上杉昇のアーティストとしての方向性はまったく違っていました。真逆です。

本当は鼻ピアスにチェーンをするようなバリバリのロッカーだったのです！

この雰囲気だったら優等生のWANDSではないですよね（笑）。

パンクロッカーのスタンスに近いですから。

ちょっと悪いビジュアルイメージだったならここまでWANDSは売れていなかったでしょう。

自分のやりたいこととWANDSの方向性で苦悩した上杉昇が目に浮かびます。

ライブで赤いバンダナをしていたように上杉昇はGuns N' Rosesのようなバンドがしたかったのです。

ちょっと悪そうな不良のロックンロールを。それに対して事務所の意向によって優等生を演じなければなりませんでした。

だからこそ後のインタビューで上杉昇は「もっと強く抱きしめたなら」のようなさわやかな曲を歌わさせるとは思っていなかったと告白しています。

複雑な心境だったでしょうね。売れるのはもちろんうれしいかったとは思いますが、自分のやりたいことを隠して歌うことは非常にストレスになったはずです。

そのせいかその後、1997年に上杉昇はWANDSを脱退しました。誰からもコントロールされずに自分の表現をしたくなったのでしょうね。

それでは「もっと強く抱きしめたなら」の世界を見ていきましょう！

2人の帰り道です。

少しだけ冷たい風が吹いています。秋でしょうか？冬の入口でしょうか？

並んで肩寄せて歩いていますが会話が続きません。恥ずかしがっているのでしょうか？

話したくても話せない甘酸っぱい青春の恋のような2人。

胸の内はドキドキで高鳴っています！話したくても話せないのが正解でしょうね。

想いが込み上げてきますが、どうにか抑えるのに必死です。

上杉昇の心地良いビブラートが耳に残りますね。

非常に耳に残るサビです。2人の愛を高らかに天高く歌い上げます！！

君を抱きしめて、他に探すものはないという気持ちが爆発！

どんなに季節が巡り巡ってもいっしょにいようと永遠の愛を誓います。

季節は変るけど2人は変わりません。

シンプルな歌詞が心に沁みますね。

上杉昇の声質にとても説得力があるのでついつい歌詞の世界に引き込まれてしまいます。

やはりこれだけの歌唱力がないと多くの人の心に想いを届けるのは難しいですね。

普段は鬱陶しい雨でさえ、君を想えば「やわらかな優しさ」になるといっています。

幸福感に包まれている男の姿ですね。

君は2人の未来へ不安を抱いています。2人の関係が大切だからこそ、それを失うのがとても怖いのです。

だからこそ、未来へ不安を打ち消すように「このままで時が止まればいい」と願っていますね。

そして男は「何一つ恐れることはない」と力強く君を包みます。

こんな風に包んでくれる男性を女性は待っていますから、安心しますよね。

2人で過ごす日々には良いことも悪いことも起こります。

時にはケンカもして、口をきかないこともあるでしょう。

しかし、これからは迷うことはありません。

涙があふれても、眠れない夜も2人でいっしょに時間を共有しながら想いを共感して過ごしていくのです。

春夏秋冬と何度だって季節が巡っても、何度でも同じ道を2人歩いて行こうという強い決心を歌っています。

力強い愛の歌「もっと強く抱きしめたなら」の歌詞の世界はいかがでしたか？

上杉昇の天性のボーカルとマッチした歌詞の魅力を十分に堪能できたのではないでしょうか。