今までの岐路を振り返る出だし
いつから信じていたんだっけ
きっかけは何だったっけ
なんて考えて分かんなくて
だけど追いかけて足が止まんない
出典: 光の方へ/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
まず、この曲の主人公が光のさす方向へと向かってゆくイメージが浮かびます。
ここは過去のことを振り返り、でも過去にとらわれることなく未来に向かってゆく様子が描かれていると考えられます。
アイドル時代がどうして始まったのか、そんな始まりの時期のことを考えているのでしょうか?
誰にでも過去のことを思い出そうとすることはあるでしょう。
でも思い出せなくて途方にくれたり。
それでも進んでゆく今があり、その今が未来へとつながってゆくと考えると、なんだか物思いにふけってしまったり。
この歌の主人公は(鈴木愛理をイメージしてしまうのですが)、物思いにふけっている余裕などありません。
過去を振り返る余裕などなく、ただ突き進む今を生きるといった感じでしょうか。
スピードにのってずんずんと自分の道を突き進む鈴木愛理のイメージと重なります。
向かうべき道を決める
月を隠した黒い雲
夜にまぎれた水平線
コンパスの針は胸の中にある
出典: 光の方へ/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
サビ直前のワクワクが最高潮に達する部分です。
乙女心がたっぷりでワクワク感がグンと高まります。
ドラマなどで、「自分に正直になれ」とか「自分の心に聞いて見ろ」という言葉をよく耳にします。
同じように、この部分の歌詞は答えは自分の胸の中にあることを、語りかけているように感じます。
自分の心に素直になろうよというメッセージが込められているのかもしれません。
キャッチ―で壮大なサビ
もしも太陽が昇ったら
街の名前を覚えたら
みんなで手を繋げたら
本当に笑っているのかな
たとえ太陽が昇っても
最短ルートを覚えても
みんなパレードに夢中でも
心が求める光の方へ
出典: 光の方へ/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
続いて壮大すぎるサビに突入していきます。
大切なことは何なのか?何を信じていけばいいのか?
と考えさせられる歌詞です。
街の名前を全て覚えてその場所に行けばいいのでしょうか?
みんなと一緒のことをしていればそれでいいのでしょうか?
例えみんなと仲良くなれたとしても、自分が違うと思ったことを続けるのは何か違うような気がします。
ここは、一番大切なのは自分の本当に信じた方向へ向かうことという解釈ができます。
ここも鈴木愛理の歩んだ道のイメージと重なります。
℃-uteの解散、そしてソロデビュー。
あのまま℃-uteのメンバーでいたら、きっと絶え間ない人気を誇っていたことでしょう。
しかしそれが本当に幸せなのでしょうか?そんなことをあれこれ考えさせられます。
みんなと一緒にいることよりも、自分のやりたい道を進む方が絶対に良いんだよ!と鈴木愛理が教えてくれているようです。
仲間との違和感を感じる2番
こっちの景色はいいんだって
手招きされたとしても
なんか違くて引っかかって
だから追いつけないほど加速したい
出典: 光の方へ/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
離れてしまった場所にはもう完全に戻ることはできません。
人は昔の仲間と一緒にいると楽しいけど、ここは自分の居場所じゃないとも感じるもの。
今はもう自分の決めた道を進むしかないということなのでしょう。
ワクワクする気持ちが高まる
星を隠した青い空
あてどないような環状線
はじまりの鐘が胸の中で鳴る
出典: 光の方へ/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
環状線といっても大阪環状線のことではないでしょう。
おそらく環状線とは一般的に放射線状になっている路線のこと。
単に水平線のように見渡す限りの景色とも考えられますが、ぐるぐると回る感情といった意味もあるように感じます。
そしてもう一度サビに向けてテンションが最高潮に達します!
心に響くサビ
もう一度サビの部分の繰り返しです。
改めてサビを繰り返されると、本当に大切なものは何なのかさらに深く考えさせられます。
やはり自分の気持ちに正直になるということは大切なことなのかもしれませんね。
本当のやさしさとは何かと問う
あたたかい優しさに
包まれたいのはひみつごと
いつの日か優しさで
包んでみせると決めてみた
出典: 光の方へ/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲