RADWIMPSが初期に作った歌「さみしい僕」
RADWIMPSといえば「前前前世」で爆発的な大ヒットを飛ばしましたね。
いまや誰もが知るバンドが結成して最初にリリースしたアルバム。
それが、バンド名と全く同じタイトルの「RADWIMPS」です。
今回はそのアルバム内に収録されている「さみしい僕」という曲を紹介します。
好きな子に振られた気持ちを歌う歌詞を解説!
好きな女の子に思いきって告白をしたけどあっさり降られてしまった。
そんなちょっぴり苦い経験をしたことはありませんか?
この曲の歌詞はそんな経験をしたことがある人なら思わず共感する失恋ソングになっています。
きっとOKをもらえると思って告白したのに、降られてしまった時の悲しみや恥ずかしさ。
そして後悔の念がとても分かりやすい言葉で表現されているのです。
告白をしてしまったせいで変な空気になってしまい、友達にすら戻れない。
そんな切ないけどピュアな失恋物語を描いている歌詞を詳しく解説していきます。
筆者が感じたことや独自の解釈なども交えながら紹介しますね!
好きな子に告白をするけどフラれる主人公
主人公と女性の関係について
君からの電話が鳴るたび 僕の心はウキウキ
君に会うとなぜか気取っちゃうけど 内心はドキドキドキドキ
出典: さみしい僕/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
1番の冒頭では、この歌詞の主人公とその主人公が想いを寄せる意中の女性の関係を説明しています。
主人公と女性はお互いに電話をするくらい親しい仲であることが読み取れますね。
歌詞中で「君からの電話が」といっています。
ということは、主人公が一方的に電話するだけでなく、女性の方からかかってくることもあるようです。
女性の方もこの主人公に対して、きっと良い印象を持っているのではないでしょうか。
じゃなければ、わざわざプライベートで電話するようなことはしませんからね。
そして、主人公が女性と会っている時の心境についても描かれています。
好きな人の前ではカッコつけたくなるものです。
この主人公も自分のデレデレとした気持ちが相手にバレないように、気取っていたのでしょう。
でも相手の一挙一動にドキドキしていたはず。
恋愛慣れしている男性であれば、意中の女性に対して変に意識しすぎることはないのでしょう。
しかし、この主人公はそうではないようです。
とてもピュアな心を持った男性なのかもしれません。
告白をした主人公
僕なんかとはつりあわないとは知ってたけど
君があまりにも優しかったから
思わず告白 もうソワソワ
出典: さみしい僕/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
主人公にとって、その女性は高嶺の花のように見えていたようです。
周りから人気があって、容姿も良かったのかもしれません。
きっと主人公は「どうせ自分には振り向いてもらえない」と初めは思っていたのではないでしょうか。
「僕なんかとは」といっているので、自分にあまり自信がないように感じられます。
でも、女性があまりにも自分に優しくしてくれるから「脈があるのかも」と思ったようです。
女性と会ったり、電話やメールをしているうちにだんだんと心が舞い上がっていく主人公。
その勢いで女性にとうとう告白をしました。
告白の返事を待っている間のソワソワした気持ちについても歌われていますね。
なんだか青春って感じが漂っていて素敵です。
女性から返事のメールがきた
返事のメールが返ってきて すぐには見ないで心の音聴いてみる
ドクドクいってる どうしようもなく震えてる
出典: さみしい僕/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
この主人公がどのような告白の仕方をしたのかは不明です。
直接言ったのか、それとも電話やメールで伝えたのかについては特に語られていません。
ただ、女性からの返事はメールで返ってきたようです。
告白した後に初めてもらった女性からの返答。
その返答をすぐに見なかったのは、きっと緊張や不安がよぎったからでしょう。
思いきって告白しちゃったけどNOという返事だったらどうしよう。
やっぱり自分なんかじゃ釣り合わないかな。
そんな気持ちがこみ上げてきて、心臓がドクドクと高鳴ります。
しかし、メールを見ないと女性の答えは分かりません。
主人公は意を決して返答のメールを開きます。
このドキドキした感じも青春っぽさが溢れていて、思わずキュンとしてしまいます。
女性からの返事はNOだった
あれやこれやと言い訳をみつけても割りきれないのは
きっとそれだけ君のことが好きだったのだろう なんて言っても
もうどうにもならないから一人ぼっちで泣いてた
出典: さみしい僕/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎