ゴールデンボンバーの楽曲「僕クエスト」について
ではまず初めに、今回紹介するゴールデンボンバーの曲である「僕クエスト」についてお話ししていきます。
「僕クエスト」は、2011年6月1日にリリースされたゴールデンボンバーの中でも通算10枚目となるシングルです。
この曲はアニメ「遊☆戯☆王ZEXAL」のエンディングテーマに抜擢された曲で、アニメイラストジャケットと初回限定盤、そのほか全部で4種類のCDタイプがあるということが特徴です。
実際にこの「僕クエスト」はPVもアップされており、このPV内ではゴールデンボンバーのメンバーがそれぞれキャラクターを演じているのに注目です。
ではどのようなキャラクターを演じているのかというと、ギターの喜矢武豊はガチャピンに、ドラムの樽美酒研二はお笑い芸人であるレイザーラモンHGになりきったキャラクターをしています。
そしてそのほかにも、メンバー全員が「ストリートファイターII」のキャラクターを演じているなど、ゴールデンボンバーらしい世界観が存分に発揮されたPVになっているのが印象的です。
「僕クエスト」はオリコンチャート・ランキングにもランクインしており、週間オリコンチャート・ランキングでは5位にランクインしました。
そしてそのほかにも、2011年6月度月間オリコンチャート・ランキングでは13位に、2011年度年間オリコンインディーズチャート・ランキングでは3位を獲得しました。
ゴールデンボンバーといえば、ヴォーカル以外一切演奏をしないエアーバンドとして話題となったヴィジュアル系バンドですよね。
もしかすると、あなたも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
そんなゴールデンボンバーは、その独特の世界観からとても人気を呼んでいます。
「僕クエスト」の歌詞を読み解く
娯楽誘惑断ち切れないよ
今日もテストが難しい 娯楽誘惑断ち切れない
帰ってテレビを見ていたい 最近アニメが面白い
とにかくテストが難しい 国・数・英 が特にムズい
理科と社会も平均点 得意なのは体育くらい
出典: https://twitter.com/wamismile/status/930423191540871169
ではまず、こちらの歌詞を見ていきましょう。
この歌詞は、「僕クエスト」の中でも一番初めに歌われる歌詞になっています。
ここでは、1人の少年の素直な気持ちが歌詞で表現されているような印象ですね。
子供の頃というのは、やはりゲームをしてしまいがちになります。
そうすると、どうしてもテストの勉強も捗らないですよね。
ここでは、そんなテストという壁に対して現実逃避をしているような歌詞になっているのがわかります。
誰のために望まれた回答を覚えろというんだ
(待ちなよBaby!) 望まれた
(それってBaby!) 解答を
(ちょっと待ったBaby!) 覚えるのは
(オレたちゃ何だ!?Baby!) 誰の為に
出典: https://twitter.com/milkysahararara/status/930203323537358848
次に、こちらの歌詞を見ていきましょう。
ここでも前述と同様に、ある1人の少年の純粋な気持ちが歌詞で表現されていますね。
学校でテストをするけど、実際にそのテストは誰のためにするものなのかという想いが歌詞からもわかります。
夢で描いた物語で僕は大空をかけていくんだ
例えばその紙に正解を書けたとして
1年先 10年先 変わる?
夢の片隅で描いた世界でいつか僕は大空を駆ける
誰もこの心を咎めないよ 何が正しいなんて無い!
出典: https://twitter.com/kinbakubot/status/932819704321679360
そして、こちらの歌詞も見ていきましょう。
ここでは、この先の人生にとって、紙に書いた正解が役に立つのかということに疑問を持っているような歌詞になっているのがわかりますね。
そして自分の描く物語に何が正しいなどということはないと歌詞で表現しています。
学校でするテストで成績が良くても、それがこの先の人生でどう活きていくのかという、少年の頃なら一度は思ったことがある気持ちが伝わってきますよね。
このように、「僕クエスト」の歌詞はアニメ「遊戯王」を一番多く見る世代である中学生の気持ちになって作られた歌詞であることがわかりますね。
しかし歌詞の中には、やはりゴールデンボンバーらしい世界観が演出されているのがわかります。