桜の季節が来たね
商店街のあの公園も
寒さに負けずにヒラヒラと
今年も満開を迎えてます
出典: Departure/作詞:MAMI 作曲:MAMI
どうやら主人公は毎年ここの桜をみているようです。
そして今年も無事、桜をみることができた情景が丁寧に表現されています。
一緒に歩いた夜は
綺麗に明かりが灯ってたね
短い歩幅で着々と
私も一歩ずつ歩いてます
出典: Departure/作詞:MAMI 作曲:MAMI
あなたとのいろいろな出来事を思い出している様子。
最後の歌詞からして、ひょっとすると「あなた」は現在近くにいないのかもしれません。
あれからどれくらい
月日が経ったのかなんてさ
忘れそうになるな
立ち止って見上げた サクラ
出典: Departure/作詞:MAMI 作曲:MAMI
あなたの思い出は結構昔のものだったようです。
歌詞3行目と、新しいあなたとの思い出の描写がないことから、やはりあなたは今主人公の近くにはいないようです。
出会いもあれば別れもあるなんて
誰かが決めた季節に
またね と大きく手を振って
さよならじゃないこと確かめた
言葉にならない気持ちは
この花びらに乗せればいいんだよ
って君が教えてくれたこと
いまでもちゃんと覚えているから
出典: Departure/作詞:MAMI 作曲:MAMI
主人公とあなたはどんな理由で別れてしまったのでしょうか。
歌詞4行目を見てみるに、再会できることを約束をして別れたようです。
進学、就職など春は人生の新たなスタートを切ることが多い季節でもあります。
おそらく主人公たちもそれぞれのスタートを切るために離れ離れになったのでしょう。
しかし別れというのは死ぬこと以外は再び会うことができます。
そんなまたいつか会う日を約束して。
会った時に楽しく笑い合えるように「今」を精一杯生きて行こうという意志が感じられます。
そして少し辛くなってしまった時は…。
歌詞5、6行目に書いてあるようなことをすればいいとあなたは教えてくれています。
現在主人公は桜を見上げて過去の思い出を振り返っている様子。
おそらくこのあなたが教えてくれたことを実践しているのではないでしょうか。
何か少し嫌なことがあったのかもしれません。
それか離れてしまったことを寂しく感じて、寂しさを紛らわすために実践している可能性もあります。
どちらにしろ主人公は少しセンチメンタルになって、あなたとのいろいろな思い出を振り返っているのでしょう。
4位:「声」
「声」は、2012年9月にリリースされた4枚目の『Queens are trumps -切り札はクイーン-』に収録されています。
2016年に、SCANDALのメジャーデビュー8周年を記念したベストアルバムの収録曲を決めるために行われたファン投票で、2位に入っていた曲です。
他にも人気曲があったので、今回は4位として紹介させていただきます。
1.Queens are trumps
2.太陽スキャンダラス
3.ピンヒールサーファー
4.Rock'n Roll
5.ビターチョコレート
6.Kill the virgin
7.声
8.Rising Star
9.Bright
10.Welcome home
11.HARUKAZE
12.Right Here
出典: Queens are trumps -切り札はクイーン-/SCANDAL
昨日のリピートのような スクランブル交差点で
青過ぎる空を見てた 雨なら隠せることもあるのになぁ
出典: 声/作詞:Ryota Yanagisawa 作曲:Ryota Yanagisawa
失恋のあとでしょうか。晴れ渡った空より、雨空の方がうれしい時もあります。
涙を雨で隠してしまえたら・・・そんな声が漏れ聞こえるようです。
ねえ 今 あなたは 私を覚えている?
ねえ 今 私はあなたを思い出していた
出典: 声/作詞:Ryota Yanagisawa 作曲:Ryota Yanagisawa
もう届かない相手に、自分を覚えていてほしい。そんな届かぬ願いをかけてしまう切なさが伝わってきますね。
帰りたいと言いたかった 帰りたいと言わなかった
強がって寂しがって それでも私は歩いていく
出典: 声/作詞:Ryota Yanagisawa 作曲:Ryota Yanagisawa
愛しい人の元へ帰りたいのに、帰りたいと言えなかった。
自分の強がりだったのに、寂しさに負けそうになる。
素直になれなかった恋心の悲しい結末が、美しく描かれています。
だけど負けない。私は歩いて行くんだという決意も感じられる唄です。