弟が思い出した兄の手紙
薄汚れた箱から大事そうな手紙
数十年を超えて君に辿り着く
出典: 君ガ空コソカナシケレ/作詞:Gom・shito 作曲:Gom
時は未来へと移り、戦争が終わった世界へ。
成長した彼の弟が、箱に大切にしまわれた手紙を見つけます。
弟の手を経て、ついに手紙は彼が愛していた人の元へと届く時がやってきたのでした。
向日葵の花畑
貴方を想う今日の日も
向日葵、花畑
貴方はこの景色を見て笑ってくれますか？
出典: 君ガ空コソカナシケレ/作詞:Gom・shito 作曲:Gom
この歌詞では「貴方」という男性を指す二人称になっています。
そのことから、この言葉は手紙を渡された「愛する人」だと思われます。
「貴方を想う」という歌詞から、彼女もきっと彼のことが好きだったのでしょう。
かつて一緒に歩いた向日葵の花畑。
戦場の空に散っていった「貴方」は、今目の前に広がる向日葵畑を見て笑ってくれているだろうか。
彼女は彼が飛び去った空を見上げます。
最初で最後の恋
君ヲ想フ 蒼空デ
銀色ノ矢ト紛フ
君ガ空コソカナシケレ
共ニ想フ 最後ノ恋
出典: 君ガ空コソカナシケレ/作詞:Gom・shito 作曲:Gom
最後のサビは一番と同じですが、一番最後の部分だけ違います。
彼と彼女はお互いに想い合っていたのでしょう。
手紙を宛てた女の子が彼の短い人生の中で、最初で最期の恋になってしまいました。
一方彼女はその後、他の男性と結婚したのかもしれません。
それでも戦争で死んでいった彼との恋は、あれが最初で最期。
最期まで彼女のことを想いながら、彼は戦場で散っていくのでした。
「君ガ空コソカナシケレ」は戦争で奪われた恋と死別の歌
歌詞だけを見ても、「戦争で恋人との死別をテーマにした曲なのだろう」ということが分かります。
具体的な言葉は歌詞にありませんが、何となく察することが出来るのがセンスを感じさせますね。
悲しく切ないのに、どこか優しさを感じさせてくれる言葉。
「君ガ空コソカナシケレ」というタイトルやサビの歌詞は現代の私たちが使う言葉ではありません。
太平洋戦争時に使われていた言葉をイメージして使われたのでしょう。
戦争の歴史を忘れない、未来永劫語り継ぐ願いがこの曲には込められているのではないでしょうか。
きゅんとさせてくれるHoneyWorksの楽曲たち
現代の少年少女たちを題材にすることが多いHoneyWorksですが、今回は少し異色なテーマでした。
これを機にHoneyWorksに興味を持たれた方は、是非他の曲も参照してみてはいかがでしょうか！？
『今好きになる。/HoneyWorks 』の歌詞とMVが胸キュンすぎると話題♡歌詞を徹底解釈！ - 音楽メディアOTOKAKE（オトカケ）
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先輩に真っ直ぐ恋をするヒロインの恋は叶うのでしょうか…？
