Aimerの曲は「夜」をテーマに作られている

Aimerといえば、少しこもったようなスモーキーなハスキーボイスが特徴の女性歌手です。彼女はテレビなどのメディアにはあまり出演せず、まだまだ謎の多い実力派アーティストでもあります。

そんな彼女は2011年から活動を開始しており、現在までに4枚のアルバムをリリースしています。彼女の楽曲「夜」をテーマにして作られているものが多く、アルバム名にもその要素が反映されています。

1st Album「Sleepless nights」

Aimer『Brave Shine』は自身の○○を歌った曲だった。アニメOPのMV&歌詞情報を紹介!の画像

Aimerが活動を開始して最初に発売されたCDアルバムが「Sleepless Nights」です。「眠れぬ夜」を意味するタイトルのアルバムには、Aimer本人は、「眠れない夜の物語」のような楽曲が詰まっていると言います。その名の通り、「眠れない夜に聴いて楽しんでほしい」という思いが込められているようです。

1stアルバムというだけあって、彼女のデビューシングルに収録された「六等星の夜」「悲しみはオーロラに」「TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR」などが収録されています。

2nd Album「Midnight Sun」

Aimer『Brave Shine』は自身の○○を歌った曲だった。アニメOPのMV&歌詞情報を紹介!の画像

Midnight Sun」とは日本語で「真夜中の太陽」という意味です。これは1stアルバムとつながっている部分があり、aimer本人は「Sleepless Nights」=“眠れない夜”(1st Album)を越えて、「Midnight Sun」=“真夜中に太陽”(2nd Album)を見つけたっていうアルバムにしたかった」と語っています。また、2nd Albumを制作するにあたり、Aimerは「暗闇を照らすような力強い光を放つ曲を歌いたかった」とも語っています。

「Midnight Sun」には「機動戦士ガンダムUC」シリーズの主題歌となった「RE:I AM」などが収録されています。

3rd Album「DAWN」に収録の「Brave Shine」

Aimer『Brave Shine』は自身の○○を歌った曲だった。アニメOPのMV&歌詞情報を紹介!の画像

「夜の物語」を歌ってきたAimerが3rd Albumとして2015年7月にリリースしたのが「DAWN」これまで「Sleepless Nights」、「Midnight Sun」と夜の曲を歌ってきたAimerですが、ここに来て一気に「DAWN(=夜明け)」を冠とするアルバムを出すことになりました。

Aimer自身はこの3枚目のアルバムについて、「これまでの夜の物語を一度完結させたかった」と語っています。そしてこの理由については、英語のことわざ「The darkest hour is just before the dawn.(夜明け前が一番暗い)」というものを思い出したからだと語っています。

これはのちに紹介しますが、Aimerは自身が経験した、挫折を乗り越えるべく書いた曲「Brave Shine」で暗闇を乗り越えられたことで、「夜明け」の物語を描いてみたくなったと言います。

人気アニメのオープニング曲

Aimerの3rdアルバム「DAWN」に収録されている楽曲人気が高いのが「Brave Shine」です。これは人気アニメFate/stay night [Unlimited Blade Works]」のオープニング曲として起用されており、壮大なメロディーと力強い歌詞人気の楽曲に仕上がっています。

自身の挫折を歌っている

日本語で「勇敢な輝き」という意味を持つこの曲は、Aimerがかつて開催したライブ途中で声が出なくなってしまった時の「挫折」した経験を元に作られた曲です。

突然声が出なくなるというのは歌手・Aimerにとって非常に絶望的な出来事で、大きなショックだったようです。しかしそこから立ち直るべく「Brave shine」という楽曲を生み出し、そして乗り越え、さらに「DAWN(夜明け)」というタイトルのアルバムも制作することができたと言います。

「Brave Shine」は印象的な歌詞が魅力

Aimer『Brave Shine』は自身の○○を歌った曲だった。アニメOPのMV&歌詞情報を紹介!の画像

「Brave Shine」と言う楽曲は力強いメッセージが込められているものですが、そこにはAimer自身が経験した挫折も含めた人間の弱い部分なども表現されています。

Aimerの書く歌詞はとても繊細で表現力が高いのが魅力ですが、この曲にはどのような印象的な歌詞が込められているのでしょうか。

「守りたいものを守れる強さ それを信じられなくなる弱さ」