あいみょん【幸せになりたい】歌詞の意味を解説！彼氏を質問攻めにする理由は？「誰か」とは誰を指すのか

主人公は、とことん男運のない女性なのでしょう。

今の彼氏以外だけでなく、歴代の彼氏の多くが"本気で愛してくれない男性"でした。

「痣をいくつも作ったわ」とあるので、なかには主人公に対してDVをする酷い男性もいたのでしょう。

きっと主人公は男性に尽くしすぎてしまう傾向にあるのだと思います。

自分が一生懸命尽くせば、相手も自分のことを愛してくれると信じながら恋愛をしてきたのです。

しかし、主人公が得られたものは何ひとつなく、体の痣や心の疲れだけが残ったのでしょう。

だからといって、自分が相手から尽くされるような幸せばかりの恋はありえないと思っているのです。

どうすれば自分も相手も幸せだと感じられる恋ができるのか、模索している様子が描かれていますね。

主人公は、再び彼氏を質問攻めにします。

今度は「私の好きなところ」を挙げるように求める主人公。

愛してくれない彼氏とはいえ、一応付き合っている間柄ではあるので、主人公に惚れた理由はあるはずです。

その理由を聞き出して、自信をつけたいと思っているのでしょう。

きっと主人公は、自分に自信がない人間なのだと思います。

自信がないから"自ら尽くして愛さないと、相手からも愛してもらえない"と焦っているのです。

そして、自信がないから、相手に聞かないと自分の魅力を見つけることができないのでしょう。

彼氏に対して必死に答えを求めているのは、ひとつでもいいから自分の魅力を見つけたいと強く思っているからなのだと思います。

主人公は、自分が相手に尽くしすぎてきたことを深く反省しています。

自分が尽くしすぎてしまうから、歴代の彼氏はみんな主人公に甘えてしまい、その結果ダメ男になってしまったのです。

主人公の尽くしすぎる性格がダメ男を量産している原因になっていると気づいたのでしょう。

「追いかけるよりも追いかけられる恋のほうが幸せだ」という意見は色んな人が唱えています。

この主人公もきっと追いかけられる恋をしたほうが、幸せを感じられるのではないでしょうか。

恋をするたびに傷ついてきた主人公。

付き合い始めた頃は幸せを感じることができていても、長くは続きませんでした。

彼氏がどんどんダメ男になってしまうため、最後は散々な別れ方をしてきたのでしょう。

あまりにも尽くしすぎて、恋をするたびに主人公の心や体はボロボロになってしまうため、親にも心配されています。

でも、親には余計な心配をかけさせたくないため「大丈夫」と元気なフリをしてきました。

本当は全く大丈夫じゃないのに元気なフリをしないといけないので、余計に疲れが溜まっているのでしょう。

いっそのこと恋愛を完全にやめてしまったら、ボロボロの状態から抜け出せるのかもしれません。

それでも、主人公はこれからも恋愛を続けると宣言しています。

主人公にとっての幸せは、相思相愛になれる男性と暮らすことなのです。

その幸せを手に入れるためだったら、どんなに傷ついても、どんなに失敗を重ねても構わないと思っているのでしょう。

今付き合っている彼氏は、主人公を幸せにしてくれる男性ではありませんでした。

しかし、次こそは素敵な男性を見つけて幸せになってやる！といった前のめりな態度が伝わってきますね。

本気で愛されたいと願っているから、こんなに強く生きていくことができるのでしょうね。