back number「ミラーボールとシンデレラ」
メジャー4thアルバム「シャンデリア」の収録曲
「シャンデリア」は2015年12月9日にリリースされたメジャー4thアルバムで、「ミラーボールとシンデレラ」はそのちょうど真ん中である6曲目に収録されています。
このアルバムは12曲ある収録曲のうち5曲がCMやキャンペーンソングのタイアップとして起用されているので、耳なじみのある曲が並んでいるのではないでしょうか。
オリコンランキング2週連続1位、2015年12月度月間ランキング1位も1位を獲得しています。これはback numberにとって初めて1位を獲得した作品なんですよ。
2種類の初回限定盤と、通常盤の3つがあり、初回限定盤AのDVDには幕張メッセで開催した「urban live tour 2015追加公演」で披露したすべての曲が収録されています。
アルバム収録曲よりも多い収録内容&メイキングまでついてくるという大盤振る舞いの内容です。
更に初回限定盤Bにはショートフィルムが3部収録されているのですが、その監督人も豪華なんです。
「世田谷ラブストーリー」では、「世界の中心で愛を叫ぶ」の監督を務めた行定勲監督が担当。
「出発×泡と羊」では、実写版「銀魂」や「斉木楠雄のΨ難」などコメディ要素が強い作風で人気の福田雄一監督が務めています。
「それでもなおできることのすべてを君に」では、「僕等がいた」「ホットロード」など柔らかい映像の中で切ないラブストーリーを描く三木孝浩監督がメガホンをとるという贅沢さがすごいですね。
振られる歌ではなく振る歌
いつも振られてばかりではなく・・・。
back numberといえば、”失恋ソング”なんて思ってしまう程、恋愛で振られてしまう楽曲が多いですよね。
もともと好きだった人をバンド人に取られたことがきっかけで音楽を始めたという彼らですから納得できるのですが、作詞作曲を担当している清水依与吏も振られる曲ではなく振る立場の曲を書こうと思って取り組んだそうです。
ちなみに、最初は”男性が女性を振る”という設定で歌を作っていたそうですが、あまりにも様にならないために断念したそうです。
そして登場したのが男性に別れを告げるとってもクールな女性ですね。
楽曲としてはアダルティな四つ打ちのリズムで、ダンサンブルなナンバーといえますね。
「ミラーボールとシンデレラ」の歌詞を紐解く
別れた後に言われてもどうしようもないわ
愛してるなんて言われたって
もう私は好きですらないので
返す言葉も慰める権利も
嘘でもいいなんて言う人じゃ無かったのに
出典: https://twitter.com/bot_bknb_lyrics/status/922303748935884800
この楽曲の主人公は、好きな人が出来たために付き合っていた彼氏に別れを告げたクールな女性です。
女性はどちらかというと、終わった恋愛に対して男性ほど引きずらないといいますが、この女性はそれ以上にとってもさばさばした性格のようです。
元彼がやってきて「愛しているんだ」と言われたところで、私はもう好きじゃなくなっているのだからやり直すなんてことはできないと答えています。
あなたに別れを告げて傷つけた私に、あなたを慰める権利もないから、ただ見ているしかない状況なのでしょう。
元彼に「嘘でもいいから愛しているといってほしい」というようなこと言われて困っているようです。あまりにも情けない姿に、冷めた目線を送っていますね。
過ごした日々の代償が
逃げ出す私の身体締め付けて
無理やり解いてくほどに
あなたの心千切れ空に待って
出典: https://twitter.com/aoifujimi/status/854681727838507008
一緒に過ごしてきたという時間が、2人の関係を終わらせたいという今の私に”情”として重い枷の様にまとわりつくのでしょう。
それを振り切ってでも飛び出そうとすることは、すがるあなたを振りほどいていくことなのです。
あなたが傷ついてバラバラになった心が、ミラーボールの様にキラキラと宙に舞っている様子が想像できますね。
ちゃんと”さよなら”したでしょう?
肝心なところでいつも
黙り込んでズルいねって
言っていたのは私の方だから
出典: https://twitter.com/back_number_19/status/676336067398660097
目をちゃんと見て言った
「さよなら」だけじゃ
足りないみたい
出典: https://twitter.com/back_number_19/status/676336067398660097