珠玉の名バラードランキング!
幅広い層から絶大な支持を集めている米津玄師。
今年1月に初の武道館公演を大成功させたばかりですが、10月には幕張メッセでの単独公演を控えています。
大規模コンサートが続いていますので、初めて米津玄師を生で観たいと思っている人も多いはず。
10位 サンタマリア
『サンタマリア』はメジャーデビューシングルとして発表されました。
本当は想い合っているのにすれ違ってしまう、分かり合えないでいる。
そんな複雑な人間関係や心理表現を得意とする米津玄師ですが、デビュー曲でもそれをいかんなく発揮していますね。
ふたりに隔たる見えない壁とは
掌をふたつ 重ねたあいだ
一枚の硝子で隔てられていた
ここは面会室 あなたと僕は
決してひとつになりあえないそのままで
話をしている
出典: サンタマリア/作詞:Kenshi Yonezu 作曲:Kenshi Yonezu
場面は硝子板で区切られた面会室です。閉鎖空間を想起させるこの場所は、恐らくですが物理的な意味での部屋だけを意味しているわけではなさそうです。
互いに分かり合いたいのに、愛し合っているのに、どこか繋がりきれないでいる不安がふたりの間には横たわっています。
その言葉として表せないマンネリ感や溝を「面会室」や「一枚の硝子」と喩えているのではないでしょうか。
9位 アンビリーバーズ
武道館公演のラストでも披露された『アンビリーバーズ』は幕張公演でも演奏される可能性が高い一曲です!
ハチ名義で活動していたボカロP時代のクセのある楽曲からさらに発展した、人生を肯定的に捉える歌詞が印象的です。
抽象的な歌詞が多い中で『アンビリーバーズ』はストレートに人生の困難へ立ち向かう様子を歌っています。
狼の着ぐるみが闇夜をさまよい歩くMVは不思議な中毒性がありますね!
8位 ViVi
言葉を吐いて
体に触れて
それでも何も言えない僕だ
愛してるよ、ビビ
愛してるよ、ビビ
さよならだけが僕らの愛だ
出典: ViVi/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
随所で「別れの言葉」を強調しているので失恋ソングのように思えます。
言葉や態度で示しても伝えきれない愛と、それゆえにますます広がるふたりの溝。
そんな状態では一緒にいるだけで苦しいものです。
恋人同士であっても所詮は他人です。
他人同士は究極のところまでは分かり合えないという諦観がありながら、別れを選んだその道だって正解かも。
そう思いたい苦悩がにじむ楽曲です。
7位 Flowerwall
結婚式の新定番
結婚式の定番ソングとなりつつある『Flowerwall』は、足りない部分を補い合いながら前に進もうとするカップルの姿が描かれています。
あらゆる困難を乗り越えゆく様は、未知なる生活に歩みを進めようとするふたりにピッタリですね。