新しいことだけが「挑戦」ではない
見据えてた世界が突然 姿を消して置き去り
駆け出した足がもつれて震えてもう立てないよ
出典: Re/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子
夢を追いかけ続けることは簡単なことではありません。
近くに見える目標は明確だからこそ、ビジョンがはっきりしていますが、音楽、ダンサーなど芸術の世界ではハッキリとした線引きがありません。
上手くいっているように思えても、小さなことでつまずいてしまうことがあります。
失敗することはトラウマになりやすいし、その失敗が大きなものであればあるほど、もう一度進み出すことに恐怖心を抱いてしまいます。
逃げ出したいか向き合いたいか
問いただしてみるとさ
やっぱり僕ら捨て切れなくて
すれ違った時を埋めたいや
出典: Re/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子
辛いと思うのは今の話です。
きっとこれまでにも辛いことがありましたが乗り越えてきました。
現実を見て、辛いと思ってしまうかもしれませんが、本当に自分がやりたいこと、本当に自分が好きなものが何なのかを改めて考えてみます。
もう答えは出ているはずです。本当に好きなことだからこそ、ちゃんと苦しいことも乗り越えなければいけないと気付くのです。
よーいどんでもう一度スタートに立って
僕らが重ねた時をなぞって
失くさないように目を凝らしながら
欠けてたパーツを取り戻していく
やり直せないことなんてないさ
出典: Re/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子
誰もが一斉に人生のスタートを切りました。きっとゴールを迎えるまでに何度もつまずく運命なのです。
つまずいたってまた続きからスタートを切ることができます。諦めて他の道を行く必要なんてありません。
何度だって挑戦すれば良いのです。新しいことだけが挑戦ではありません。
誰もが経験してきた挫折
2012年にバンドを結成した緑黄色社会ですが、5年後にはネクストブレイクアーティストと取り上げられ、様々な場所でその名前を耳にするようになりました。
音楽業界全体で見てみると、かなりスピード出世なバンドだと思います。ですが、それ故の挫折もあったはずです。
ゆっくりと階段を登っていたわけではないので、右も左も分からない状態で手探りな活動が続いたでしょう。
終わりに
緑黄色社会の「Re」について解説させて頂きました。
夢を追いかける人に対して歌った曲は沢山あります。”夢を諦めるな”と歌った曲が多いはずです。
この曲も夢を追いかける人に対して歌った曲ですが、”夢を諦めるな”とは歌っていません。
「Re」は、”諦めそうになったけどやっぱり自分が好きものはこれだった”と思わせれくれる楽曲です。
夢を追いかけることを諦めてしまいそうな時には、”諦めるな”と言われるよりも”本当に好きなこと”に気付かせてあげる方がきっと効果的です。
この曲が夢を追いかける誰かを支える1曲となれば良いですね。
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