HYDE【ANOTHER MOMENT】歌詞を和訳して解釈！どんな運命と対峙している？2人の未来は？

とても意味深な英歌詞を持つHYDEさんのソロ曲、『ANOTHER MOMENT（アナザーモーメント）』。

テレビドラマ『仮面同窓会』の主題歌として使用されました。

ソロではテレビドラマとのタイアップが初めてというHYDEさん。

ドラマとの世界観もぴったりだと評判の一曲ですが、どんな内容の曲なのでしょうか？

今回は『ANOTHER MOMENT』の歌詞を独自に和訳して解釈してみました。

まずはリリックビデオからチェックしてみましょう！

黒いモヤのようなものが立ち込めている空間。

その真ん中にHYDEさんは座っています。

皮張りの一人掛けソファに腰掛け、射抜くような視線を送る姿。

切ない歌声とともに、ファンの方は初めから心を掴まれてしまうのではないでしょうか。

リリックビデオということで、彼の周りには歌詞が次々に現れます。

英語のため映画のオープニングクレジットのようにも見えますね。

途中からHYDEさんは姿を消し、彼が座っていたソファだけがその場に残りました。

後はロールシャッハ（インクの染みを利用した心理テスト法）のような模様が次々と登場します。

ダークで硬質なイメージの映像でしたが、ドラマではどのような映像で使用されているのでしょうか。

こちらもダークな映像に仕上がっています。

MVは頭を抱えた溝端淳平さんが登場し、お面をつけた4人の子供が走ってゆく意味深なシーンからスタート。

瀧本美織さんが白いワンピースで佇んでいる姿も。

カメラはぐるりと回転しながら古びた校舎へと近寄っていき、窓から中へ。

そこには横たわっている男の子の人形が置いてありました。

同じく横たわる溝端さんの映像と重なったことで、この人形は溝端さん演じる新谷洋輔を表していると分かります。

目を覚ました彼の傍らを子供達が走り抜けていき、立ち上がるのですが…

洋輔が横たわっていたのはなんと長いダイニングテーブルの上。

テーブルにつき、食事を待っている様子の人間たちは、みな不気味な仮面を身に着けています。

洋輔が歩いていく先には同じく仮面をまとった女性の姿が。

彼女の仮面にはいくつもの顔が映し出されるのがますます不気味です。

洋輔がその仮面を外すと、そこには瀧本さん演じる竹中美郷がいました。

洋輔は美郷の手を引き、外へと逃げ出します。

しかし、美郷の手は洋輔から離れてしまい、結局洋輔のみが屋外に。

そこは切り立った断崖となっており、落ちるギリギリのところで止まる洋輔。

その目の前で、洋輔と一心同体の存在である人形が崖の下へと落ちていきます。

それを止めることもかなわず見送る洋輔…人形は崖の下にある水（川なのでしょうか）の中へと沈んでいきました。

洋輔と同時進行で古びた学校から逃げ出そうとしていた人形。

その後を追いかける謎の影なども登場していましたが、本編の過去と関係がありそうです。

HYDEさん自身もエンディングに登場しており、廃墟の中で一人掛けのソファに座っている様子が描写されました。

彼の左右には洋輔と美郷の姿が。二人ともどことなく幽霊のように見えるのが不思議ですね。

HYDEさんは物語の語り部のようにも見えます。

演出が凝っており、ドラマ本編とぴったりだと好評なエンディング映像でしたが、いかがだったでしょうか。

ドラマのために書き下ろしたわけではないものの、歌詞の内容も非常に本編を連想させるものとなっているようです。

次からは歌詞について解説していきたいと思います。

和訳については太字・斜体で記載しています。

“俺達は戻ることができない場所で立ち往生しているのか？

行くことができないところで立ち往生しているのか？

俺達が奥深くに埋めた秘密

そして今、思い出はやがて俺達を焦がすだろう”

冒頭から意味深な歌詞ですね。この歌詞の主人公は「俺達」と繰り返しているため二人以上いるようです。

何か共有する隠された過去を持っており、付き合いもどうやら長いということが伺えます。

なんとなくボニー&クライドのように共犯者的な側面を持つカップルなのでは？と感じました。

もしくは道ならぬ恋に落ちた二人なのかも。

もう戻ることも進むこともできずに行き止まりの状態。

絶体絶命の中、主人公は何を独白するのでしょうか。