脱退したメンバーを想った曲!?
いつ聴いても泣きたくなるORANGE RANGEの代表曲「キズナ」。メンバーのKATCHANが脱退した直後のシングルなので、KATCHANのことを想って書かれた曲だと言われています。
沖縄民謡の響きが耳に残る美しいメロディー。地元愛を感じるメロディーとやさしい歌詞が、テンポよくずんずんと心に響きます。
「いま、会いにゆきます」の主題歌
2005年に放送されたドラマ「いま、会いにゆきます」の主題歌だったので、覚えている人も多いでしょう。
ぐさりぐさりと突き刺さる歌詞が印象的なORANGE RANGEの「キズナ」が、ドラマをさらに感動的に演出しています。
心に響く歌詞の意味を紹介♪
いま何してるかな
君も見ているかな
オレンジ色に染まる空を
朝日に変わる夕陽を
ナミダこぼし合って泣いた夜も
くだらない話で朝まで笑った日々も
忘れない 今のボクをささえる宝物だから
離れていても感じる あなたの優しさ
だから どこにいたって もう一人じゃない
どんな事あっても くじけない
出典: キズナ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
強いメンバーの絆を感じる出だし
作詞作曲はORANGE RANGEが担当しています。メンバーが全員で作詞作曲している姿を想像し、すでにメンバーの絆を感じてしまいます。
ストレートな表現なので、あまり説明はいらないかもしれませんが、歌詞を見ていきましょう。
出だしの歌詞は、同じ時を生きる脱退したメンバーへの想いと考えてほぼ間違いないでしょう。
太陽は一度沈んでもまた次の日には昇っていくもの。そんな夕暮れのちょっぴりさみしい気分を、同じように感じているのだろうかと想いをはせます。
キミがいたからこそ、今の自分があるなんて素敵ですね。これからキミなしでも生きていける強さをくれたキミとの強い絆を歌います。
空と海が重なった あの島のような
離れても同じ色に 優しく混ざり合う
ほら寄り添うキズナ
何々を知ったり 何々を知らなかったり
止まったり 前に進んだり 後ろに下がったり
自らコロガル時もあれば 手を借りてコロガル時もある
カラン コロン また広がる
カラン コロン またコロガル
出典: キズナ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
空と海のように混ざり合う絆
ゆったりとしたメロディーにのせて情景が思い浮かぶ素敵な部分です。
沖縄出身のORANGE RANGEらしく、自然の中にある島と自分達の絆を照らし合わせます。
空と海は別々のものですが、遠くからみると上手に混ざり合って違和感のない1つのもののように見えます。
ここでは、空と海を自分達と離れたメンバーに例えているのでしょう。側にはいなくても、人生を共に生きていることを強調します。
コロガルとカタカナになっていて、転がる音が伝わってくるよう。転がるというのは、転ぶことではなくて、前に進むことを意味しているのでしょう。
人生と何かおもちゃのような物が音を立てながらコロコロと転がっていく様子が重なります。
そしてその音が、どんどん広がっていきます。これは、友と一緒にどんどん前を向いて道を切り開くことを意味しているのかもしれません。
そっと胸に手をあてて 眠れない夜は
夢の中でまた会える 聞こえる子守唄
背中を押すキズナ
La La La・・・・
ほら 寄り添うキズナ
出典: キズナ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
寄り添う絆の強さを感じる
ここでもたたみかけるように絆の強さを主張します。
「感謝」「やさしさ」など、目には見えないものを大切にするOrange Rangeのメンバーの気持ちが伝わってきます。
友の声が胸に響いた 涙で滲んじゃ道は見えないんだ
今 GET UP! 見上げんだ ほら同じ空 決して孤独じゃねえんだ
全て背負い込む事はないさ いーか皆居んだ 今信じるんだ キズナ
崩れない 消えないさ これだけは さぁ行くんだ!
出典: キズナ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE